本記事でわかること
- 自己PRでサッカー経験を活かす方法
- 自己PRでサッカー経験を活用した例文
- サッカー経験でアピールすべきポイント
サッカー経験を使った自己PRは多くの学生が利用をする競合が多いエピソードです。
この記事をご覧の方は
- 学生時代はサッカーしかしていない
- 自己PRはサッカー経験を中心に作成したい
- 自己PRの作成方法が知りたい
といった、目的や悩みを持っているのではないでしょうか。
今回はサッカー経験を使った自己PRでアピールすべきポイントや文章の作成方法についてまとめます。
簡単に文章をまとめられるES作成のフレームワークもご準備しておりますのでご参考ください。
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自己PRで面接官がみるポイント
(出典:リクルートキャリア)
採用担当者が、面接・ES選考で「見ているポイント」をご存知でしょうか。
上記の図は、リクルートキャリアが行った「企業が採用基準で重視している項目と学生が面接等でアピールする項目」に関してのグラフです。
企業が採用基準で重要視している項目(TOP3) | 学生が面接等でアピールする項目(TOP3) |
1.人柄 2.自社/その企業への熱意 3.今後の可能性 |
1.人柄 2.アルバイト経験 3.所属クラブ・サークル |
上記より分かる通り、学生は経験を重点的にアピールしているのに対して、採用担当は学生の人柄や熱意・ポテンシャルを重要視しています。
要はES・面接で大切なのは「あなたがどんな人で、社会人として何ができるのか」なのです。
決して「どんな経験をしてきたか」で優劣をつけている訳ではありません。
では、それぞれの項目に関して、もう少し詳しくみてみるようにしましょう。
ポイント①人柄
学生と企業とのマッチング度をみるためにも、学生の人柄はES・面接において必ずみられるポイントです。
いくら優秀な学生でも社風に馴染めなければ力を発揮することができません。
学生の人柄と企業の求める人物像を照らし合わせながらES・面接試験は行われています。
ポイント②自社/その企業への熱意
「入社後に挑戦したいこと」や「企業理解度」などをもとに自社/その企業への熱意もES・面接では重要視をしてみられているポイントです。
企業は内定を出す以上、その人にはできる限り入社をして欲しいもの。入社をしてくれるか分からない学生に内定を出すことはありません。
その企業に対する熱意を伝えて、内定獲得を目指しましょう。
ポイント③今後の可能性(ポテンシャル)
新卒採用は、学生の未来の成長に投資をするポテンシャル採用と言われています。
あなたの持つ強みが、社会人としてどのように活かされ、成長をしていくのか・・・。採用担当は、あなたの働く未来を想像しながらES・面接選考に臨んできます。
具体的な企業への貢献方法や入社後に挑戦したいことを伝えて、あなたの今後の可能性を示しましょう。
自己PRでサッカー経験を利用するメリット
本章ではサッカー経験を自己PRで活用するメリットについて解説をいたします。
【メリット】
- 体育会系を優遇している企業に出会える可能性が高まる
- ストレス耐性の高さが連想できる
- 協調生や組織への貢献意欲の高さがアピールできる
- 柔軟性の高さのアピールができる
順番に詳細を解説いたします。
体育会系を優遇している企業に出会える可能性が高まる
企業によってはサッカー経験者をはじめとした体育会系の学生を優遇して採用を実施しています。
体育会系の部活で培ってきてであろう「ストレス耐性」や「協調性」「組織への貢献意欲の高さ」などを評価して、ESや一部選考の免除など、特別選考ルートの案内をしてくださることも。
体育会系の学生を優遇している企業と出会える可能性を広げてくれるという観点より、サッカー経験を活用した自己PRの作成は大きなメリットがあると言えるでしょう。
ストレス耐性の高さが連想できる
サッカーのトレーニングは、炎天下での走り込みや試合の実施など、高いストレス耐性が求められます。
日々のトレーニングを乗り越えてきたサッカー経験者は、自己PRに記載しなくともストレス耐性の高さを伺うことができます。
「新規事業の立ち上げ」や「日々の顧客対応・営業活動」の場面では、高いストレス耐性が求められることもあります。
そのような場面でも「サッカーと比べれば!」と乗り越えていけるストレス耐性の高い人材は就活においても重宝をされるのは言うまでもないでしょう。
協調生や組織への貢献意欲の高さがアピールできる
サッカーは、チームで戦うスポーツであり1人では試合にもなりません。サッカーで勝利を掴むには、自分以外のメンバーのことを理解し、チームに貢献する献身的な姿勢が必要となります。
そのような環境下でサッカー経験者は自然とチームへの「協調性」や「貢献意欲の高さ」が身についているものであり、企業もその点を高く評価してくれます。
仕事においても周りを巻き込みながら成果を上げる必要のある業務やプロジェクトは多々発生をします。
「協調性」や「貢献意欲の高さ」は会社というチームで働く上で欠かせないスキルであり、就活においても高く評価をされるスキルの1つです。
柔軟性の高さのアピールができる
サッカーは常に移り変わる試合状況の中で、適宜判断を変えながらプレーをする必要があります。
常に変わりゆく環境下で、身につけられる「柔軟性の高さ」は、市場の早い環境変化に対応する必要がある企業においても評価をされるスキルの1つです。
変化の激しい市場で生き残るためには、常に会社やそこで働く社員も変化をし続けなければなりません。
サッカー経験を通して培った柔軟性の高さは、変化の激しい業務の中でも高く評価をすることができ、自己PRのアピールポイントとしても活用をすることができるでしょう。
自己PRでサッカー経験を利用するデメリット
本章ではサッカー経験を自己PRで活用するデメリットについて解説をいたします。
【デメリット】
- 多くの学生がPRエピソードとして使う
順番に詳細を解説いたします。
多くの学生がPRエピソードとして使う
サッカーは、競技人口が多いスポーツでもあることから、多くの学生が自己PRのエピソードとして活用をします。
エピソードの内容で勝負をするとしたら、少なくとも「全国大会出場」以上の経験が必要になるでしょう。
ただ前章でもご紹介をした通り、企業の採用担当はエピソードの希少性ではなく、あなたの人間性や熱意を評価して学生の選考通過可否を判断します。
サッカー経験を自己PRで活用する際は、エピソードの希少性ではなく、サッカーを通して培った強みや個性をアピールするように心がけましょう。
自己PRでサッカー経験を活用する際の注意点
本章では自己PRでサッカー経験を活用する際の注意点について解説をいたします。
【注意点】
- アピールポイントは1つに絞る
- サッカーの専門用語の使用は避ける
- 人柄や今後のポテンシャルが伝わる文章にする
- サッカー以外のエピソードも準備しておく
順番に詳細を解説いたします。
アピールポイントは1つに絞る
自己PRを作成する際は、アピールポイントを1つに絞ることが重要です。
大量にPRポイントを盛り込んだ文章では、本当に伝えたいあなたの強み伝わらずアピールにつながらない可能性もあります。
自己PRを作成する際は、アピールポイントを1つに絞り、あなたの強みを的確に伝えられるようにしましょう。
サッカーの専門用語の使用は避ける
自己PRを作成する際は、できる限りサッカーの専門用語の使用は避けるようにしましょう。
選考を担当する採用担当は、サッカーについて知見がない可能性もあります。より具体的に内容を伝えようとして専門用語を使用すると、返って読みにくい文章になってしまいアピールポイントが伝わらない原因にもなりかねません。
PR文章を作成する際には、できる限り誰でも分かる言葉を選んで文章を作成するようにしましょう。
人柄や今後のポテンシャルが伝わる文章にする
自己PRを作成する際は、サッカー経験を通してあなたの人柄や今後のポテンシャルが伝わる文章の作成を心がけましょう。
自己PRで話すエピソードにおいて「全国大会出場」「大会にて優勝」といった華々しいエピソードは必要ありません。
採用担当は、エピソードの華々しさではなく、あなたの人柄や今後のポテンシャルを自己PRより評価します。
サッカー経験を活用して自己PRを作成する際には「あなたの強みをエピソード内でどう活かしたのか」「目標を達成するために何を思考し、行動に移したのか」などを言語化して、あなたの人柄や今後のポテンシャルをアピールできる文章を作成しましょう。
サッカー以外のエピソードも準備しておく
就活を進める上で、自己PRとなるエピソードは多ければ多いほど良いことは間違いありません。
自己PRをサッカーのエピソードに絞って他の文章も作成をしてしまうと「学業やゼミの活動は疎かにしていたのでは」といった印象を持たれてしまう可能性があるので注意が必要です。
自己PRでサッカー経験を活用する際は「サッカー以外に取り組んだことはありますか」といった質問にも答えられるように、他の経験のエピソードも準備をしておくようにしましょう。
サッカー経験を活用して自己PRでアピールすべきポイント例
サッカー経験を活用した自己PRを作成する際にアピールをおすすめするポイントは以下の4つです。
アピールポイント
- リーダーシップ
- ストレス耐性
- 協調性(貢献意欲)
- 目標達成意欲(継続力)
順番に詳しく見てきましょう。
ポイント1.リーダーシップ
リーダーシップはスポーツの場面だけでなく、社会人としても必要とされるスキルです。
ただ「リーダーシップ」と一言でいっても様々な種類があります。「全体をまとめるが得意」「率先して物事に取り掛かれる」など、あなた自身の強みとするリーダーシップの種類を深堀し、明確にするようにしましょう。
ポイント2.ストレス耐性
日々の厳しいトレーニングや環境に身をおいてきた学生はストレス耐性をアピールするのも効果的です。
新規営業等の場面では、何度アタックをしても断られることがほとんど。でもストレス耐性の高い部活生は何度もめげずに営業をすることが可能なはずと企業も評価をしてくれます。
持ち前のストレス耐性(忍耐力)を活かして、企業に貢献できることをアピールしてみましょう。
ポイント3.協調性(組織への貢献意欲)
チームや組織が大きくなるほど、協調性や組織への貢献を求められる場面が多くなります。
部活やサークル内でも、試合メンバー・メンバー外問わず、必ず何かチームへの貢献が求められたはずです。
自己PRでは、サッカー部という組織の中で、あなたがどのような役割を担い貢献をしてきたかを言語化するようにしましょう。
ポイント4.目標達成意欲(継続性)
サッカーを通して「プロサッカー選手になる」「全国大会に出場する」など、目標を持って活動をしてきた方も多いのではないでしょうか。
社会人も同様に企業理念の実現や営業目標の達成など、様々な目標に向かって日々の活動をすることになります。
サッカーを通して培ってきた、目標を追い求める姿勢や価値観を言語化し、文章にすることで採用担当に響く文章を書くことができるでしょう。
自己PRでサッカー経験を活用した例文
本章では、自己PRでサッカー経験を活用した例文について解説します。
アピールポイント
- リーダーシップ
- ストレス耐性
- 協調性(貢献意欲)
- 目標達成意欲(継続力)
上記アピールポイント別に例文をご紹介するので、ご参考ください。
リーダーシップ
例文
私の強みは部活で培ったリーダーシップです。
大学ではサッカー部のキャプテンとして50人の部員を指揮しました。
チーム目標を全国大会の出場としていましたが、チーム全体の温度感にムラがあることに課題を感じていました。
まずはチーム全体で、全国大会を目指す雰囲気を作るためにも以下の取り組みを行いました。
・同期だけでなく、後輩との積極的なコミュニケーション
・監督・コーチを含めた意見交換mtgを月1回開催
チームメンバー一人ひとりと向き合い、監督・コーチも巻き込みながらコミュニケーションを図ることで、チームの士気を徐々に高めることができました。
結果として、全国大会の出場はかないませんでしたが、小さなコミュニケーションの積み重ねが大きなチームの力になることを学びました。
貴社に入社後もコミュニケーションを通して多くの人を巻き込み、営業として売り上げに貢献して参ります。
ストレス耐性
例文
私の強みは、忍耐力です。結果がでない期間にも腐ることなく努力を続けることができます。
私は高校時代サッカー部に所属していました。入部当初は試合メンバーに入れず、常にベンチから試合を眺めているのみでした。
しかしベンチメンバーだからといって腐ることなく、「1年後には試合メンバーに入ること」を目標にトレーニングに励みました。
ボールを足元に止める「トラップ技術」に課題を感じていた私は、以下の自主練習に取り組みました。
1.チームメイトを巻き込みトレーニングに付き合ってもらう
2.練習前と後に必ずトレーニングを行う
上記を1年間欠かさず取り組むことで、飛躍的にトラップ技術が高まり、試合メンバー入りを果たすことができました。
貴社に入社後も、結果がでない期間でも先輩や同僚の力を借りつつ、自身のスキルアップ・改善策の日々の実践に取り組んで参ります。
協調性(貢献意欲)
例文
私の強みは協調性です。
大学時代にサッカー部に所属していたのですが、全体で200人の部員がいる中、試合メンバーには入れず補欠でした。
試合に出れない悔しさもありましたが、「補欠の私でもチームのためできることで貢献をしよう」という一心で、試合相手の分析を行うことにしました。
相手チームの戦術や主力プレーヤーなどを偵察し、オリジナルのノートを作成しました。試合当日には、時間をいただきミーティングで対策方法の共有・見直しを担当しました。
その結果、私はメンバーに入れなかったもののチームは全国大会の出場をすることができました。
貴社でも持ち前の協調性を活かし、チームに必要な業務を行なっていきます。
目標達成意欲(継続力)
例文
私の強みは高い目標達成意欲です。
私は高校時代に全国制覇を目指してサッカーの強豪校に入学しました。しかし、日々の厳しいトレーニングの中、足に大きな怪我を負ってしまいました。
「全国制覇をしたい」という目標を諦め切れなかった私は、怪我の治療期間も足以外のトレーニングや競合チームの偵察等を行い、少しでも個人・チームのレベルアップに繋がるように努めました
その結果、全国制覇はできなかったものの、試合メンバーとして全国大会のピッチに立つことはできました。
貴社に入社後も、高い目標を持ち続け日々の活動に力を注いでまいります。
サッカー経験を自己PRとしてまとめるフレームワーク
本章では、実際に自己PRの書い方・まとめ方についてご紹介をします。
自己PRのフレームワーク
- 結論(私の強み)
- 課題(証明する経験、その中でも目標・課題)
- 解決策(課題・目標とどのように解決・達成したか)
- 学び・結果(経験からの教訓とその結果)
- アピール(入社後の貢献方法)
読まれる・聞きやすい自己PRの多くは、上記の構成で文章が作成されています。
例文をご紹介するので、参考に当てはめながら作成を進めてみましょう。
結論(私の強み)
「今何の話をしているのか」を明確にするためにも自己PRを作成する際は、結論となる強みから述べるようにしましょう。
結論から述べることで、話のベースが掴みやすく印象に残りやすい文章となります。
例文
私の強みは〇〇です。
課題(証明する経験、その中でも目標・課題)
結論(私の強み)を証明するエピソードを1つ上げましょう。
エピソード内の目標や課題にも触れるようことで、採用担当もエピソードの具体的なイメージを持てるようになります。
例文
私は〇〇の活動をしていました。〇〇を成し遂げることを目標に活動をしていましたが、〇〇という課題がありました。
解決策(課題・目標とどのように解決・達成したか)
エピソード内の目標や課題を「どう乗り越えたのか」について述べるようにしましょう。
目標や課題に対する解決策に至るまでの、あなた独自の思考性や価値観にも触れることで、採用担当にあなたの人柄を伝えるようにしましょう。
例文
課題を解決するために〇〇に取り組みました。
学び・結果(経験からの教訓とその結果)
この経験を通して、何を学んだのか、どんな結果を得たのかについて述べましょう。
例文
この結果〇〇を達成することができました。
(この経験より〇〇を学びました)
アピール(入社後の貢献方法)
最後にあなたがどのように企業に貢献をしていくのかについて述べます。
最後に再度あなたの強みや入社後に挑戦したいことをアピールすると良いでしょう。
例文
貴社に入社後は、〇〇を活かし営業で貢献していきたいと考えております。
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