本記事でわかること
- 野球経験を活かした自己PRの作成方法
- 面接官がES・面接で見ているポイント
- 野球経験でアピールすべきポイント(強み)
野球経験を使った自己PRで、何度ESを提出しても三球三振に終わってはいませんか。
この記事をご覧の方は
- 野球経験を活かした自己PRを作成したい!
- 自己PRがまとまらなくて迷っている。
- 自己PRの作成方法を知りたい!
といった、目的や悩みを持っているのではないでしょうか。
本記事では野球経験を活かした、自己PRの作成方法についてまとめます。
合わせて採用担当者がES・面接で見ているポイントや自己PRの例文等もご紹介をしておりますので参考ください。
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自己PRで面接官がみるポイント
(出典:リクルートキャリア)
採用担当者が、面接・ES選考で「見ているポイント」をご存知でしょうか。
上記の図は、リクルートキャリアが行った「企業が採用基準で重視している項目と学生が面接等でアピールする項目」に関してのグラフです。
企業が採用基準で重要視している項目(TOP3) | 学生が面接等でアピールする項目(TOP3) |
1.人柄 2.自社/その企業への熱意 3.今後の可能性 |
1.人柄 2.アルバイト経験 3.所属クラブ・サークル |
それぞれが重要視している項目のTOP3を見ても分かる通り、採用担当者は学生の人物像やポテンシャルを重要視しているのに対し、学生は自身の経験に重きを置いてしまっています。
「野球の大会で大した結果を残したことがない」「大した強豪でもなかったし・・・」と自己PRで野球経験を使うことを諦めてしまう方もいますが、経験や結果の内容に大きな価値はありません。
重要なのは「あなたがどんな人で、社会人として何ができるのか」なのです。
では、もう少し採用担当が面接・ESで見ているポイントを詳しくご紹介していきましょう。
ポイント①人柄
「この学生は弊社の社風とマッチするのか」「求める人物像と合致しそうか」といった点を見るためにも、面接・ESでは特に「人柄」がチェックをされます。
自己PRをまとめる際には、経験内容は程々にして、あなたの人柄が伝わるエピソードをまとめるようにしましょう。
ポイント②自社/その企業への熱意
「弊社の志望度は高いのか」「どんな思いがあって弊社を希望しているのか」など、学生の熱意や志望度も面接やESで見られているポイントになります。
自己PRから志望動機まで一貫性のあるアピールをすることで、高い熱意や志望度を相手に印象付けることができます。
野球経験を活かした自己PRから、培った経験を入社後にどのように活かすのかを伝えるようにしましょう。
ポイント③今後の可能性(ポテンシャル)
新卒採用は、主に今後の可能性に投資をするポテンシャル採用です。
採用担当は、「入社後のあなた」が野球経験で培った能力をいかに仕事で活かせるかを考えながら面接やES選考に臨んでいます。
あなたを採用することで、企業にどのような影響を与えられる・与えていきたいのかを明確に伝えるようにしましょう。
自己PRで野球経験を利用するメリット・デメリット
メリット | デメリット |
1.体育会系を優遇している企業がある 2.ストレス耐性の高さや協調性の高さを連想しやすい 3.適応能力の高さが連想されやすい |
1.多くの学生がPRエピソードとして使う |
自己PRで野球経験を活用することのメリット・デメリットは上記の通りです。
順に詳しく紹介をしていきます。
自己PRで野球経験を利用するメリット
メリット
- 体育会系を優遇している企業がある
- ストレス耐性の高さや協調性の高さを連想しやすい
- 適応能力の高さが連想されやすい
日々の厳しい練習を耐え抜いてきた体育会系の部活生は、それだけでストレス耐性の高さや協調性が容易に伺えます。
また学年の移り変わりにおける立場の変化やポジションの変更におけるプレースタイルの変更など、常に臨機応変さが求められる部活動生は、高い適応能力まで連想をすることが可能です。
上記の理由より、体育会系の学生を優遇して採用している企業も多く、自己PRに野球経験を使うだけも多くのメリットがあります。
自己PRで野球経験を利用するデメリット
デメリット
- 多くの学生がPRエピソードとして使う
自己PRで野球経験を活用する学生は、全国にそれなりの数がいるはずです。
そのため比較対象が多く、オリジナリティのない自己PRは読まれにくくなってしまいます。
野球経験を自己PRで活用する際は、エピソードではなく、自身の強みや目標達成までの工夫、自身の価値観などで差別化を図るようにしましょう。
野球経験を自己PRで活用する際にアピールすべきポイント例
野球経験を自己PRで活用する際に、アピールをすることで印象に残りやすいポイントは以下の4つです。
本記事でわかること
- リーダーシップ
- 協調性
- 目標達成意欲(継続力)
- 貢献意欲
順番に詳しく見てきましょう。
ポイント1.リーダーシップ
チームの業務やプロジェクトの推進には、リーダーシップを発揮できる人材の存在が求められます。
リーダーシップと一言でいっても「率先して背中で引っ張るリーダー」や「積極的なコミュニケーションでチームを鼓舞できるリーダー」などタイプは様々。
野球経験を通して発揮したリーダーシップを自己PRでアピールする場合は、自身が得意とするリーダー像を明確に相手に伝えることを意識すると良いでしょう。
例文
私の強みは部活で培ったリーダーシップです。
高校では野球部の部長として120人の部員をまとめました。
甲子園出場を目標に部全体の士気を高めるためにも以下に取り組みました。
・率先して雑用や練習中の声出しを行う
・同期だけでなく、後輩との積極的なコミュニケーション
部の先頭に立ち、目標や思いを共有することで、部全体の士気高められるように心がけました。
結果として、県大会の決勝で敗れはしましたが、思いを引き継いだ後輩が甲子園へ進んでくれました。
貴社に入社後も全体の士気を高める行動や積極的なコミュニケーションで、社内外問わず信用を積み重ねられる人となっていきます。
ポイント2.協調性
組織の1人として働く上で協調性は必要なスキルとなります。
野球で各試合ごとにメンバーを入れ替えるのと同様に、仕事でも業務やプロジェクトごとにチームが編成され、目標達成を目指します。
チームのためにすべきことや補うべきことを考えながら協調性を発揮できるメンバーは、企業においても貴重な人材です。
野球と通して「どのようにして協調性を発揮したのか」を自己PRではアピールするようにしましょう。
例文
私の強みは、協調性を持って周りと接することができる点です。
大学では野球部に所属していたのですが、試合メンバーには入れず補欠でした。
ただ応援席からチームを応援するだけでなく「他にも役に立てることはないか」という思いより、私は相手チームの分析を行うようにしました。
主力選手の分析から相手チームの弱点まで、独自に分析を行い試合前のミーティングで対策を提案することでチームへの貢献を続けました。
その結果、チームはリーグ制覇を達成し、自身もメンバーとして試合出場を果たすことができました。
貴社に入社後も、持ち前の協調性を活かし、組織に必要な役割を担ってまいります。
ポイント3.目標達成意欲(継続力)
野球を行っていた学生の中には、甲子園出場やプロ選手になるなど、目標達成のために日々のトレーニングを行ってきた方も多いのではないでしょうか。
結果がどうであれ、目標に対して日々努力を続ける「継続力」や「目標達成意欲」は、企業においても高く評価されます。
売上目標等の数字を意欲的に達成に向かわせられることをアピールしていきましょう。
例文
私は高校野球で培った継続力です。
甲子園出場を夢に日々の練習に取り組んでいたのですが、自身の打率がすぐれずチームに貢献できずにいました。
打率の向上のために、チームメイトやコーチに直接アドバイスや指導をいただいた結果、自身のバッティングフォームに課題があることに気づきました。
改善のため自主練習にチームメイトを誘い、フォームを確認しながらの素振り500回を日々の日課として2年間継続をしました。その結果、甲子園に出場し、ヒットを打つことができました。
貴社に入社後も持ち前の継続力を活かし貢献していきます。
ポイント4.貢献意欲
野球は、試合に出場するメンバーだけでなく、ベンチ・応援をするメンバー全員に何らかの役割があるはずです。
あなたは組織の1人として、どう貢献をしてきたか。どのような工夫をしてきたか。
このような点を言語化するだけで、企業にアピールをできる文章を作成することができます。
自ら考え組織に貢献してきた経験は、あなたの人柄や思考性を伝えるのに最も最適です。
自己分析を深めながら、文章を作成してみるようにしましょう。
例文
私の強みは組織への貢献意欲です。
私は大学で野球部に所属していたのですが、試合中の怪我により、プレーヤーとしての活動が出来なくなりました。
しかし最後までこのチームのメンバーとして戦いたいと考えた私は、応援団長という立場でチームを鼓舞する役割を担うことにしました。
他の部活動への応援協力依頼やOB・OGとの親睦を深めながら最後の試合までチームを応援席より鼓舞し続けました。
その結果、最後の公式試合では、多くの方が駆けつけてくださりチームも勝利を飾ることが出来ました。
貴社においても、営業として売上に貢献できる働きをしてまいります。
野球経験を自己PRとしてまとめるフレームワーク
本章では、実際に自己PRの書い方・まとめ方についてご紹介をします。
自己PRのフレームワーク
- 結論(私の強み)
- 課題(証明する経験、その中でも目標・課題)
- 解決策(課題・目標とどのように解決・達成したか)
- 学び・結果(経験からの教訓とその結果)
- アピール(入社後の貢献方法)
読まれる・聞きやすい自己PRの多くは、上記の構成で文章が作成されています。
詳しい例文を紹介しますので、文章を作成するのが苦手な方は、まず当てはめることから始めましょう。
結論(私の強み)
自己PRを作成する際は、結論となる強みから述べるようにしましょう。
結論から述べることで、「今何の話をしているのか」が明確になり、印象に残りやすくなります。
例文
私の強みは〇〇です。
課題(証明する経験、その中でも目標・課題)
あなたの強みを証明する経験やエピソードを1つ上げます。
その経験やエピソードでの、目標や課題を記載することで、採用担当に具体的なイメージを持ってもらうようにしましょう。
例文
私は〇〇の活動をしていました。〇〇を成し遂げることを目標に活動をしていましたが、〇〇という課題がありました。
解決策(課題・目標とどのように解決・達成したか)
目標や課題を達成するために、あなたの強みを活かして「どう乗り越えたのか」について述べるようにしましょう。
あなたの人柄や思考性が一番表現しやすい箇所です。
より具体的に、自身が工夫をした取り組みやそこで考えたことを述べるようにしましょう。
例文
課題を解決するために〇〇に取り組みました。
学び・結果(経験からの教訓とその結果)
この経験を通して、何を学んだのか、どんな結果を得たのかについて述べましょう。
例文
この結果〇〇を達成することができました。
(この経験より〇〇を学びました)
アピール(入社後の貢献方法)
最後にあなたがどのように企業に貢献をしていくのかについて述べます。
最後に再度あなたの強みや入社後に挑戦したいことをアピールすると良いでしょう。
例文
貴社に入社後は、〇〇を活かし営業で貢献していきたいと考えております。
【番外編】体育会系におすすめの就活サイト3選
本章では、体育会系の就活生におすすめの就活サイト3選をご紹介。
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