味の素のインターン倍率は?
味の素のインターンに参加をした際の優遇は?
本記事では上記のような疑問を抱えているあなたに、
- 味の素のインターン内容と倍率
- 味の素のインターン優遇に内容
- 味の素のインターン選考の対策法
を分かりやすくご説明をいたします。
味の素のインターンでは優秀と判断された学生に対して本選考の一次面接からスタートという優遇があるため、味の素への就職を目指す学生は積極的に参加を検討すべきでしょう。
食品業界のリーディングカンパニーである味の素で実践的なビジネス体験を積み、本選考で有利に進めたい学生は要チェックです。
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味の素の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 味の素株式会社 |
設立年月日 | 1925年(大正14年)12月17日 |
本社所在地 | 東京都中央区京橋一丁目15番1号 |
代表者 | 取締役 代表執行役社長 最高経営責任者 藤江 太郎 |
資本金 | 79,864百万円(2023年3月31日現在) |
従業員数 | 連結34,114名(2023年3月末現在) |
売上高 | 1兆2,949億円(2023年3月期・連結) |
味の素株式会社は調味料や冷凍食品で私たちの食卓に馴染み深い企業ですが、実は世界一のアミノ酸メーカーとして、食品事業とアミノサイエンス事業を柱とした幅広い事業をグローバルに展開しています。
味の素は調味料、冷凍食品、スープ、飲料などの食品事業を主力としながら、世界一のアミノ酸メーカーとして医療用アミノ酸、化粧品原料、機能性素材などのアミノサイエンス事業も展開しています。
現在はアミノ酸を用いて事業の多角化を推進することに力を入れており、全体営業利益の1/6を占める210億円をアミノサイエンス分野が稼ぎ出しているのが特徴です。
味の素のインターン内容
本章では味の素のインターン内容について解説をいたします。
味の素のインターンは職種別に分かれて実施されており、それぞれ特色のあるプログラムが用意されています。
【コース名】
- R&D Workshop(研究開発コース)
- Sales/Business Workshop(営業・マーケティングコース)
順番に詳細を解説いたします。
R&D Workshop(研究開発コース)
項目 | 詳細 |
---|---|
期間 | 2日間 |
開催時期 | 例年1〜2月 |
募集人数 | 約30名 |
対象 | 理系学生(大学院生中心) |
R&D Workshop(研究開発コース)は、各部署の研究・開発内容の詳細な紹介を受け、その後新規事業の立案に関するワークに取り組むプログラムです。
1日目は味の素の研究開発部門の業務説明を受けたあと「自身の強みと味の素の強みを活かして、味の素での新規事業を考えよ」というテーマでのグループワークに取り組みます。
2日目は研究所見学やベテラン社員・若手社員との座談会を実施し、企業理解・業務理解を共に深めることができる内容となっています。
Sales/Business Workshop(営業・マーケティングコース)
項目 | 詳細 |
---|---|
期間 | 2〜3日間 |
開催時期 | 例年1〜2月 |
募集人数 | 約30名 |
対象 | 文系・理系問わず |
Sales/Business Workshop(営業・マーケティングコース)では、実例をもとにした2種類のケーススタディを通じて、100年以上の歴史を持ち成長を続けている味の素のビジネスをリアルに体験するグループワークを実施します。
1日目は「味の素の課題解決型営業の体験」のケースワークを実施し、2日目は「アミノバイタルのブラジルでの販促マーケティング」のケースワークに取り組みます。
さらに味の素商品の売り上げと知名度を上げるためにCM以外の宣伝を考える課題解決型のグループワークも体験でき、営業・マーケティング部門の実際の業務を体験することが可能です。最終日には社員との座談会が設けられ、業界や職種について深く理解を深めることができます。
味の素のインターン選考フロー
本章では味の素のインターン選考フローについて解説をいたします。
選考段階 | 内容 |
---|---|
1. エントリーシート | Web上での提出 |
2. Webテスト | 玉手箱形式 |
3. 面接 | 個人面接(約30分) |
4. インターン参加 | 2〜3日間 |
順番に詳細を解説いたします。
エントリーシート(ES)について
味の素のインターン選考において、エントリーシートは最初の関門となります。
R&D WorkshopとSales/Business Workshopで設問内容が異なるため、コース別に対策が必要です。
【R&D Workshop向けの設問例】
- あなたが新入社員として、「最初の1年間でチャレンジしたいこと」を自由に記載してください
- 研究内容とその成果について具体的に教えてください
- 味の素の技術領域への興味・関心について述べてください
- 学生時代に最も力を入れて取り組んだテーマについて、課題解決のためにしたことを教えてください
【Sales/Business Workshop向けの設問例】
- あなたを漢字一字で表すと何だと思いますか?また、その理由を200字以内で教えてください
- 「Sales/Business Workshop」へのエントリー理由を教えてください
- あなたが「目の前の人の心を動かした」経験を教えてください
- チームで成果を上げるにはどのようなことが必要だと思いますか?また、あなたはグループにどのような貢献ができますか
特にR&Dコースでは研究レポートの提出が追加で求められる点が特徴的です。
研究レポートでは自身の研究内容の詳細、研究成果と今後の展望、味の素の事業への応用可能性について具体的に記述する必要があります。
Webテスト対策
味の素では、玉手箱形式のWebテストが実施されます。事前の対策が合格への重要なポイントとなるため、各分野の特徴を理解し、効率的な学習を進めましょう。
テスト形式と出題内容:
項目 | 詳細 |
---|---|
形式 | 玉手箱(自宅受験型) |
計数理解 | 四則演算、図表読み取り、表の空欄推測(9分) |
言語理解 | 論理的読解、趣旨判定、論理的推論(15分) |
性格検査 | 企業文化との適合性を測る質問(約20分) |
英語能力検査 | 長文読解、語彙問題(10分・一部コースのみ) |
面接選考について
最終選考では、面接官との個別面接が実施をされます。
項目 | 詳細 |
---|---|
形式 | 個人面接 |
時間 | 約30分 |
面接官 | 社員1名 |
評価ポイント | コミュニケーション能力、人物面 |
質問内容 | ESに基づいた深掘りが中心 |
基本的なコミュニケーション能力と人物面を重視した質問が中心となります。ESの内容に基づいた深掘りが行われるため、提出したエントリーシートの内容は面接前に必ず振り返っておくことが重要です。
【頻出質問事項】
- 自己紹介をお願いします(簡潔に1分程度で)
- 学生時代に最も力を入れたことは何ですか
- なぜ味の素のインターンに参加したいのですか
- チームで困難を乗り越えた経験を教えてください
- あなたの強みと弱みを教えてください
- 将来のキャリアビジョンを聞かせてください
- 味の素について知っていることを教えてください
- 他にどのような企業のインターンに参加していますか
- 最後に何か質問はありますか(逆質問)
味の素の倍率は高い
リクナビによると味の素のプレエントリー数は73,945名となっており、プレエントリー数の1/3がインターンに応募すると仮定すると倍率は821倍と推測されます。
指標 | 数値 |
---|---|
プレエントリー数 | 73,945名 |
インターン応募予想 | 約24,600名 |
募集人数 | 約60名(全コース合計) |
推定倍率 | 約410倍 |
ではなぜ、味の素のインターンの倍率がなぜこれほどまでに高いのか、その理由は主に3つ考えられます。
企業の圧倒的な知名度とポジティブなブランドイメージ
第一の理由は、企業の圧倒的な知名度とポジティブなブランドイメージです。
長年にわたり私たちの食生活を支えてきた信頼感と安心感は、学生にとって大きな魅力となっています。
食品業界を志望する学生の多くが、味の素をエントリーの第一候補として考えるため、応募者数が膨大になります。
本選考への優遇期待
第二の理由は、インターン参加が本選考に有利に働く可能性があるという期待感です。
インターン参加者には早期選考の案内があるなど、内定への近道になるという認識が広まっています。
そのため、味の素への就職を真剣に考える優秀な学生がこぞって応募する状況となっています。
選考難易度と参加価値
第三の理由は、高い選考難易度と参加価値への認識です。
参加学生の大半は旧帝大や早慶といった高学歴層で占められており、全体の9割近くを占めていると推察されています。
このような環境で得られる高いレベルでの学びと成長機会を求める学生が多く、競争が激化する要因となっています。
味の素のインターン優遇内容
味の素では、インターンの参加者向けに本選考での優遇や早期選考を案内していた実績があります。
【本選考での優遇内容(過去実績)】
- 選考ステップの短縮(ES/Webテストの免除など)
- ES/Webテストの通過確約
- 面接回数の短縮
- 特別説明会・限定セミナー等の開催
本選考での優遇は、インターンで優秀と判断された学生のみ案内されるもので、参加者全員が受けられるものではないので注意が必要です。
インターンで評価を受けるためには以下のようなポイントを心がけるようにしましょう。
【インターンで評価を受けるためのポイント】
- グループワークでの存在感発揮
└建設的な議論の姿勢とメンバーの意見をまとめながらリーダーシップを発揮できるか。自分だけが目立つのではなく、チーム全体の成果向上に貢献する姿勢が重要。 - 積極的な参加姿勢の表現
└発言回数のみならず、質の高い意見や建設的な提案が重要。グループ全体の議論の促進を担う姿勢が評価に繋がります。 - 社員との関係構築
└事前に業界・企業研究を行った上での深い質問を準備しておきましょう。業界の将来性や具体的な業務内容について積極的に情報収集する姿勢が好印象を与えます。 - 論理的なアウトプット
└最終発表では根拠に基づいた論理的なプレゼンテーションを。聞き手に納得してもらえるような伝わる構成と内容を心がけましょう
味の素のインターン選考の対策法
本章では味の素のインターン選考の対策法について解説をいたします。
エントリーシート対策
味の素のESでは「味の素グループWay」を意識した設問が多く出題されます。
【味の素グループWay】
- 新しい価値の創造
- 社会への貢献
- 開拓者精神
- 人を大切にする
「味の素グループWay」に関連した以下のような質問が過去のエントリーシートでは出題をされました。
R&D Workshop向け:
- あなたが新入社員として、「最初の1年間でチャレンジしたいこと」を自由に記載してください
- 研究内容とその成果について具体的に教えてください
- 味の素の技術領域への興味・関心について述べてください
Sales/Business Workshop向け:
- あなたを漢字一字で表すと何だと思いますか?また、その理由を200字以内で教えてください
- あなたが「目の前の人の心を動かした」経験を教えてください
- チームで成果を上げるにはどのようなことが必要だと思いますか?また、あなたはグループにどのような貢献ができますか
ES作成で最も重要なのは、味の素グループWayの4つの要素(新しい価値の創造、開拓者精神、社会への貢献、人を大切にする)への深い理解です。価値観を単に列挙するのではなく、自身の具体的なエピソードを通じてこれらを体現していることを示しましょう。
抽象的な表現ではなく、数値や成果を含めた具体的なエピソードが不可欠です。チームでの役割と貢献、困難を乗り越えた過程を詳細に記述し、説得力のある内容に仕上げることが重要となります。
「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という企業パーパスへの深い共感も重要です。自身の価値観や将来ビジョンと企業パーパスの結びつきを論理的に説明し、長期的に社会・企業に貢献をしていく姿勢をアピールしましょう。
Webテスト対策
味の素で出題される玉手箱の頻出問題集を事前に練習しておくことが重要です。
【Webテスト(玉手箱)対策】
- 計数理解対策
- 言語理解対策
- 性格検査対策
- 英語対策
味の素のインターンを突破するには上記対策が必須。より詳細は対策法を以下にて解説します。
計数理解対策
計数理解では、四則演算の速度向上と図表読み取りの練習が重要となります。特に玉手箱の計数理解は時間との勝負となるため、電卓を使わずに素早く正確に計算する力を身につけましょう。図表読み取り問題では、グラフや表から必要な情報を迅速に抽出し、論理的に答えを導き出す練習を重ねることが効果的です。
言語理解対策
言語理解では論理的読解力の強化と語彙力の向上が求められます。文章の構造を把握し、筆者の主張や論理展開を正確に理解する能力を養いましょう。また、ビジネス用語や専門用語の語彙を増やし、短時間で文章の要点を掴む訓練を行うことが重要です。
性格検査対策
性格検査では一貫性のある回答と企業文化との適合性を意識することが大切です。味の素の企業理念や求める人材像を理解し、自分の価値観と照らし合わせながら誠実に回答しましょう。企業研究と自己分析を並行して実施し、矛盾のない一貫した人物像を示すことが重要となります。
英語対策
一部のコースで実施される英語能力検査では、TOEIC600点以上の英語力確保を目標としましょう。長文読解問題では文章の要旨を素早く把握する力が求められ、語彙問題では幅広い単語知識が必要となります。
面接対策
項目 | 詳細 |
---|---|
形式 | 個人面接 |
時間 | 約30分 |
面接官 | 社員1名 |
評価ポイント | コミュニケーション能力、人物面 |
質問内容 | ESに基づいた深掘りが中心 |
味の素のインターン面接を突破するためには、以下のようなポイントについて意識をするようにしましょう。
【ポイント】
- 志望動機の明確化
- 簡潔に結論から述べる
- 深い企業理解と差別化
順番に詳細を解説します。
志望動機の明確化
面接を突破するには、味の素のインターンに参加したい具体的な理由を論理的に説明できることが重要です。単なる企業の知名度や安定性ではなく、味の素の事業内容や企業理念に対する具体的な興味を示しましょう。インターンで何を学びたいのかを明確化し、自身の希望する将来キャリアとどのような関連性があるのかを筋道立てて説明することが求められます。
簡潔に結論から述べる
面接では質問に対しては「結論→理由→具体例→結論」の構成で回答し、30秒から1分程度で簡潔にまとめるよう心がけましょう。「私は〇〇だと考えます。なぜなら△△だからです。例えば□□という経験があります」といった論理的な話し方を意識するだけで、面接官にあなたの強みが伝わりやすくなります。
また、企業への関心を示すために適度な熱意を表現し、「ぜひ参加させていただきたい」といった前向きな言葉を使うことで印象を向上させることが可能です。
深い企業理解と差別化
面接では、味の素の事業内容を深く理解し、競合他社との差別化要因を明確に説明できることが重要です。調味料事業だけでなく、アミノサイエンス事業や社会貢献への取り組みについても理解を深め、企業の多面性を把握しておきましょう。
企業の社会貢献に対する考え方を理解し、自身の価値観との共通点を見つけることで、説得力のある志望動機を構築できます。
味の素のインターンについてよくある質問
本章では味の素のインターンに関するよくある質問について回答をいたします。
インターン参加に学歴フィルターはありますか?
参加学生の大半は旧帝大や早慶といった高学歴層でです。ただ、選考では学歴よりも人物重視の傾向があります。MARCH・関関同立レベルでも十分に参加可能性はあります。
理系でないとR&Dコースには参加できませんか?
R&Dコースは理系学生向けです。研究レポートの提出が必要なため、研究経験のある学生が対象となります。文系学生はSales/Business Workshopへの参加をおすすめします。
インターンに落ちたら本選考に影響しますか?
味の素のインターンに落ちても、本選考に影響はありません。インターン選考で落選した場合でも、本選考では改めて公平に評価されます。
地方在住でも参加可能ですか?
インターンは主に東京・神奈川で開催されますが、遠方からの参加者も多数います。一部のプログラムではオンライン開催の実績もあります。
【まとめ】味の素のインターンの倍率・優遇・内容・選考対策について
味の素のインターンは食品業界屈指の人気プログラムで、推定倍率は821倍という非常に高い競争率となっています。
しかし、インターンで優秀と判断された学生には本選考の一次面接からスタートという優遇があるため、味の素を志望する学生にとっては必ず挑戦すべき機会です。
選考を突破するためには、味の素グループWayへの深い理解と共感、具体的なエピソードを交えた自己PR、そして十分なWebテスト対策が不可欠でしょう。特に「目の前の人の心を動かした経験」や「チームでの貢献」といった設問では、数値や成果を含めた具体性が評価のポイントとなります。
インターンへの参加は味の素への理解を深め、社員との貴重な接点を作る絶好の機会です。高い倍率に臆することなく、しっかりとした準備を行い、ぜひ挑戦してみてください。
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【その他利用実績(例)】
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