化学業界

富士フィルムの選考フロー・就職難易度・採用大学・学歴フィルターを解説

 富士フィルムの本選考のフローは?
 富士フィルムの就職難易度は高い?
 富士フィルムの採用大学の実績や学歴フィルターの有無は?

本記事では上記のような疑問を抱えているあなたに、

  • 富士フィルムの本選考内容と倍率
  • 富士フィルムの採用大学の実績や学歴フィルターの有無
  • 富士フィルムの選考の対策法

を分かりやすくご説明をいたします。

 

富士フイルムの就職活動において、選考フローから難易度・採用大学・対策方法までを網羅的に解説し、内定獲得のために必要な準備のポイントをわかりやすくまとめています。

 

富士フイルムへの就職を目指し、選考突破の具体的な対策を知りたいと考えている学生の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

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富士フィルムの概要

社名 富士フイルム株式会社
本社住所 〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3[西麻布本社]
設立 2006年10月2日
従業員数 単独正社員数 5,693名(2025年3月31日現在)
連結正社員数 39,603名(2025年3月31日現在)
資本金 40,000 百万円(2025年3月31日現在)
会社HP https://www.fujifilm.com/jp/ja

富士フイルムは、写真フィルムの開発・製造を原点としながらも、時代の変化に合わせて大きく進化を遂げてきた、日本を代表するグローバル企業です。

 

特に医療・ライフサイエンス分野では、画像診断機器やバイオ医薬品開発支援など、社会課題の解決に直結する領域で存在感を高めています。

 

また、近年は「サステナビリティ経営」「社会的価値の創出」も重要なテーマとして掲げており、自社の強みを活かしながら、人々の暮らしや産業の未来を支えるイノベーションを生み出し続けています。

 

富士フィルムの選考フロー

富士フイルムの新卒採用選考は、以下の5つのステップで構成されています。

それぞれの段階で重視される評価ポイントが異なるため、段階的な準備が求められます。

【富士フイルムの選考フロー】

  • ES
  • Webテスト
  • 面接(複数回)
  • エントリーシート(ES)提出

 

順番に詳細を解説いたします。

ES

富士フイルムのESは、設問の数と文字数が多いのが特徴です。

 

設問は以下の5つで構成されています。

【ESで問われること】

  • 長所(100字)
  • 短所(100字)
  • 学生時代に力を入れたこと(400字)
  • 困難を乗り越えた経験(400字)
  • あなたにとって仕事とは何か(400字)

参考:ONE CAREER

 

このように、計5問・合計1400字程度を記入する必要があります。

 

単なるエピソード紹介にとどまらず、「自分の価値観」や「想い」をいかに言語化できるかが重要です。

 

特に、「困難を乗り越えた経験」や「仕事観」の設問では、思考の深さや姿勢が評価対象となります。利他性・挑戦意欲・成長意識といったキーワードを盛り込むことで、より魅力的な回答になるでしょう。

 

Webテスト(SPIおよびeF-1G)

富士フイルムでは、2種類のWebテストが課されます。

【Webテスト】

  • SPI
  • eF-1G

 

SPIは定番の試験形式で、特に非言語分野での正答率が重視される傾向にあります。通過の目安は6割以上とされており、事前の演習が不可欠です。

 

一方、eF-1Gは株式会社イーファルコンが提供するやや珍しい形式です。言語・非言語の他、連想ゲームのような直感的な問題が出題されます。多くの学生にとって初めての形式であるため、戸惑うケースも少なくありません。

 

通過ラインは6〜7割程度と見られており、SPIの結果とES、eF-1Gの得点を総合的に評価されます。

 

また、性格検査では以下のような要素が重視されるようです。

【性格検査で重視される要素】

  • 成長意欲がある
  • 最後まであきらめない
  • 周囲を巻き込む行動ができる
  • 強い想いを持っている

 

このような傾向から、粘り強く行動でき、周囲を巻き込んで成果を出せるリーダーシップ志向の人物が求められていることがわかります。

 

一次面接

一次面接は、学生1人に対して面接官1人または2人の個別面接形式で行われます。オンラインで実施され、所要時間はおよそ30分程度です。

 

質問内容は、ESに沿った深掘りが中心です。

【一次面接で問われること一例】

  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)の深掘り
  • 自分の強み・弱みに関する具体的なエピソード
  • チームで困難を乗り越えた経験
  • 他者との関わりの中で意識していること
  • 自己分析に関する掘り下げ(なぜその強みを持つのか 等)
  • 富士フイルムへの志望理由(聞かれるケースもあり)

参考:ONE CAREER

 

面接全体の雰囲気は穏やかで、圧迫感のない落ち着いた空気で進行することが多いです。面接官との自然な対話を意識しながら、論理的かつ一貫性のある自分像を示せると良いでしょう。

 

また、ESとの整合性が重視されるため、事前に内容をしっかりと読み返しておくことも重要です。自分の行動や考え方の背景を筋道立てて伝えられるよう準備しておきましょう。

 

二次面接

二次面接は、学生1人に対して面接官1~2人の個別面接形式で実施されます。オンラインで行われ、所要時間はおよそ60分と比較的長めです。

 

最大の特徴は、面接官に与えられる裁量が非常に大きいことです。質問内容や進行スタイルにバリエーションがあり、面接官ごとに面接の印象が大きく異なる傾向があります。

【二次面接で問われること一例】

  • 「ESに書いていることでも書いていないことでも良いので話してください」
  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)の深掘り
  • 志望動機や就活の軸に関する質問
  • 現在の選考状況に関するヒアリング
  • 思考の筋道や価値観を確認するような抽象的な質問

参考:ONE CAREER

 

雰囲気は穏やかながらも質問の切り口は鋭く、深掘りの度合いが非常に強い面接です。場合によっては「無茶ぶり」と感じるような意表を突く質問が出ることもあります。

 

ここでは、論理的な一貫性と精神的なタフさが特に重視されます。

 

最終面接

最終面接は、学生1人に対して面接官2〜3人の対面形式で実施されます。会場は東京本社で、雰囲気は落ち着いており丁寧な対応がなされる印象です。

 

この面接の特徴は、事前にアンケート用紙への記入が求められることです。A4サイズ1枚の用紙に10問ほどの設問が用意されており、各項目について2〜3行で回答します。

【アンケートの設問例】

  • 小学生の頃、周囲からどのように思われていたか
  • 自分の弱みや、変えていきたいと思っていること
  • 人生で最も印象に残っている失敗
  • 家族内での自分の役割
  • 座右の銘や影響を受けた言葉
  • 将来の夢や、理想とする人物像

参考:ONE CAREER

 

このアンケートの記載内容をもとに面接が展開されることが多く、志望度や価値観、人柄を多面的に評価される構成となっています。

 

最終面接といえども「意思確認」で終わるものではなく、これまで以上に深い自己理解や人物面の一貫性が求められるでしょう。

 

質問内容としては以下のような傾向があります。

【最終面接で問われること一例】

  • 幼少期から大学生活に至るまでの経験の棚卸し
  • 自分自身の変化や成長のきっかけについての深掘り
  • 社会人としてどんな存在になりたいかという将来ビジョン

参考:ONE CAREER

 

また、面接官は人事部の幹部クラスや部長クラスが対応するケースが多いです。人物面を徹底的に見極めるため、受け答えの中にブレがないか、一貫性があるかが特に重視されます。

 

富士フィルムの就職難易度

富士フイルムは、就職難易度が非常に高い企業として知られています。

 

特に、2025年に発表された東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業ランキング」では24位にランクインしており、全国でもトップクラスの難関企業であることがうかがえます。

 

さらに、就活会議によると採用倍率は19.0倍とされており、エントリーしただけで内定に届くほど甘くはない状況です。

 

富士フイルムの難易度をより具体的に把握するために、ここでは同業種のキャノンと比較してみましょう。

入社難易度 難関企業ランキング
富士フイルム 62.6 24位
キャノン 58.4 160位
リコー 58.3 177位

 

富士フイルムはキャノンに比べて、倍率・ランキングともに上位に位置しており、より高い難易度であることが明らかです。選考を通過するには、深い自己分析と徹底的な準備が求められます。

 

富士フィルムの採用大学

富士フイルムは、例年全国の難関大学から幅広く学生を採用しています。

【2024年度 採用実績大学一覧】

  • 東京大学
  • 京都大学
  • 一橋大学
  • 東京科学大学(旧・東京工業大学)
  • 慶應義塾大学
  • 早稲田大学
  • 上智大学
  • 大阪大学
  • 名古屋大学
  • 東北大学
  • 神戸大学
  • 北海道大学
  • 九州大学
  • 筑波大学 など

 

これらの大学はいずれも偏差値が高く、企業からの評価も高い大学ばかりです。特に旧帝大、早慶、東工大、一橋などが目立ち、富士フイルムの求める基礎学力やポテンシャルに応える学生層が多いことが伺えます。

 

とはいえ、過去の採用実績を振り返ると、必ずしも偏差値の高い大学に限定されているわけではありません。たとえば以下のような大学からも内定者が出ており、人物面や経験、価値観を重視した選考が行われています。

【過去の採用実績】

  • 小樽商科大学
  • 金沢美術工芸大学
  • 多摩美術大学
  • 電気通信大学 など

 

このように、「学歴フィルターがある」というよりは、応募者全体のレベルが高いというのが実態です。学歴に自信がない場合でも、自己分析や一貫した志望動機の提示により、内定の可能性は十分にあります。

 

富士フィルムの学歴フィルター

富士フイルムでは、明確な学歴フィルターは存在しないとされています。

 

実際に、採用実績校には国公立・私立を問わず幅広い大学が含まれており、芸術系や情報系の専門大学など多様な背景を持つ学生も採用されています。

 

その一方で、東京大学や早慶、旧帝大といった上位校の採用比率が高く、応募者全体のレベルが非常に高いという特徴があります。学歴による足切りがないからといって油断せず、選考全体で高い評価を得る必要があると言えるでしょう。

 

また、富士フイルムは選考の中で、以下のような「人物評価」にも重きを置いています。

【人物評価項目】

  • 人柄や誠実さ
  • 学生時代の努力や実績(ガクチカ)
  • 富士フイルムとの価値観の一致
  • 仕事に対する情熱や目的意識
  • チームでの協働経験や利他性

 

学歴だけで合否が決まるのではなく、総合的な人間力が評価されるスタイルであると考えられます。非難関大学の学生であっても、自己分析や価値観の整理を通じて強みをしっかりと言語化できれば、十分に内定を狙える可能性があります。

 

富士フィルムの選考対策の方法

富士フイルムは、選考倍率が高く、応募者のレベルも非常に高い企業です。ただ準備するだけではなく、「深く・丁寧に・戦略的に」取り組む姿勢が必要です。

 

以下では、各選考ステップごとに有効な対策をまとめました。

 

エントリーシート(ES)の対策

富士フイルムのESでは、計5問・合計約1400字の記述が求められます。

【ESで問われる一例】

  • 長所(100字)
  • 短所(100字)
  • 学生時代に力を入れたこと(400字)
  • 困難を乗り越えた経験(400字)
  • あなたにとって仕事とは何か(400字)

参考:ONE CAREER

 

短い文字数に要点を凝縮する設問と考え方を深掘りする設問が混在しています。

 

特に、「困難を乗り越えた経験」や「仕事観」では、価値観や姿勢が見られる傾向が強く、利他性・挑戦意欲・成長意識などを文章内で示せると好評価につながります。単なるエピソードの紹介にとどまらず、「自分の想いや考え方」がどれだけ言語化されているかが合否を左右します。

 

体感での通過率は6~7割程度とされており、ES段階から評価のハードルが高いことがうかがえます。

 

Webテスト(eF-1G・SPI)の対策

富士フイルムでは、株式会社イーファルコンのeF-1GというWebテストが課されます。

【Webテスト内容】

  • 言語問題
  • 非言語問題
  • 連想ゲームのような直感問題

 

さらに、SPIとエントリーシート(ES)を合わせて総合評価されます。

 

ただし、eF-1Gは初見だと戸惑う受験者も多いため、事前に形式に慣れておくことが有効です。

 

目安として、富士フイルムレベルでは6~7割以上の得点率が合格ラインと見られます。

 

また、性格検査も重要視されており、以下のような能力が求められます。

 

【評価項目】

  • 成長意欲が高い
  • 最後まで諦めない
  • 周囲を巻き込む行動力
  • 想いを伝える力

 

この傾向から、「主体性があり、粘り強く周囲を巻き込んで行動できる人物像」が評価されやすいことがわかります。

 

一次面接の対策

一次面接では、ESに基づいたガクチカや強み・弱みに関する深掘りが中心となります。

全体的に穏やかな雰囲気の中で進行するため、緊張しすぎず自然なコミュニケーションを意識することが重要です。一貫性のある受け答えと、行動の背景をしっかり語れるよう準備しておきましょう。

【対策ポイント】

  • ESの内容を徹底的に復習しておく
  • 強み・弱みについて具体的なエピソードとともに説明できるようにする
  • どんな問いにも「なぜそう考えたか」を添えて答える
  • 面接官との対話を意識して、自分の言葉で丁寧に話す

 

二次面接の対策

二次面接では形式や雰囲気にばらつきがあり、圧迫気味の質問が出ることもある点に注意が必要です。

 

面接官ごとのスタイルに柔軟に対応できるよう、どんな質問が来ても落ち着いて受け答えできるメンタルの準備をしておきましょう。

【対策ポイント】

  • 論理性と一貫性のある回答を心がける
  • 想定外の質問にも慌てず、丁寧に自分の考えを伝える
  • 過去の経験をもとに、自分の価値観を説明できるようにする
  • 「あなたらしさ」が伝わるように、表現を工夫する

 

最終面接の対策

最終面接は単なる意思確認ではなく、志望度と人柄が最も重視される場です。

 

アンケート形式の設問や幼少期からの経験について問われるため、深い自己分析が求められます。価値観と企業理念がどのように重なるのかを、論理的かつ誠実に伝えましょう。

【対策ポイント】

  • 幼少期から現在までの経験を時系列で整理しておく
  • 富士フイルムへの志望理由を価値観レベルで語れるようにする
  • 抽象的な質問(人生観・家族・座右の銘など)への答えも準備する
  • 「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる雰囲気を意識する

 

富士フィルムの選考に関するよくある質問

ここでは、実際に就活生が戸惑いやすい富士フイルムの選考に関する「よくある質問」をまとめています。選考前に確認し、不安要素を減らしておきましょう。

 

志望動機は本当に聞かれないの?

一部の口コミで「志望動機は聞かれない」という情報がありますが、実際には多くの学生が志望動機を問われています。

 

特に2次面接では、企業理解や価値観の一致度を確かめるために問われる傾向があるため、準備しておくことが重要です。「聞かれないかもしれない」という前提ではなく、聞かれたときに堂々と答えられるようにしておくのが安全です。

 

面接ではどんな質問が多い?

ESの深掘りが基本です。

【質問項目(一例)】

  • ガクチカで発揮した工夫や成果は?
  • チームでの役割や貢献は?
  • 自分の強み・弱みとその根拠は?
  • 過去の失敗や乗り越えたエピソード
  • なぜ富士フイルムを志望するのか?

 

ESとの一貫性を持たせながら、「なぜそう考えたのか」まで語れるようにするのがポイントです。

 

面接は圧迫されることがある?

2次面接ではやや圧迫気味に感じたという声が一部あります。

 

ただし、威圧的というよりも「本質を探るような深掘り」が特徴です。論理が破綻していないか、矛盾がないかをしっかり見極められます。冷静に、かつ自分の考えを一貫して伝えることを意識しましょう。

 

最終面接は意思確認だけ?

いいえ。富士フイルムの最終面接は「志望度の確認」だけで終わることはまずありません。

 

むしろ、人柄や価値観の一致をじっくり見られる選考の山場です。幼少期の経験や家族との関係、人生観など、抽象的かつ深い質問が多く出される傾向にあります。

 

ESはどこまで重視される?

かなり重視されます。「どんな想いで」「なぜその行動を取ったのか」など、エピソードの背景を深掘りしておくことが不可欠です。

 

【まとめ】富士フィルムの選考フロー・就職難易度・採用大学・学歴フィルター

富士フイルムは就職先として非常に人気が高く、毎年多くの学生が挑戦する難関企業です。

 

採用大学を見ると東京大学や早慶、旧帝大などの名前が並んでおり、応募者のレベルが高いことがうかがえます。とはいえ、学歴フィルターは確認されておらず、選考全体で人柄や適性も含めた多面的な評価が行われているようです。

 

選考を突破するために特に意識したいポイントは以下の通りです。

【富士フイルム本選考のポイント】

  • ESでは価値観や想いの言語化が必須(合計1400字/5問)
  • WebテストはeF-1GとSPIの総合評価(得点率6~7割が目安)
  • 性格検査では「主体性」「粘り強さ」「周囲を巻き込む力」などが重視される
  • 面接ではESとの一貫性と論理的な説明が求められる
  • 最終面接では、志望度と人柄がより深く見られる傾向がある

 

難関である一方、しっかりとした対策を重ねていけば、富士フイルムで働くという目標に確実に近づくことができます。まずは自分の想いや価値観を見つめ直し、他の誰でもない“あなた自身”の言葉で語れるように準備を進めましょう。

 

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