体育会系の企業が多い業界は?
どんな人が体育会系の企業に向いてる?
本記事では上記のような疑問を抱えているあなたに、
- 体育会系企業の特徴について
- 体育会系の企業が多い業界について
- 体育会系の企業が向いている人・向いていない人について
を分かりやすくご説明をいたします。
これから就活を控える体育会系学生は要チェックです。
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体育会系とは
体育会系とは、一般的に上下関係や精神論を大切にしている気質を指します。
スポーツ系の部活動の印象から、上下関係や精神論を重視する人や組織のことを「体育会系」と呼ぶようになりました。
なお、体育会系の反対は「文化系」と呼ばれています。
体育会系企業の特徴
本章では、体育会系企業の特徴を解説いたします。
体育会系企業の特徴は以下の6つです。
【体育会系企業の特徴】
- スポーツ経験者が多い
- 上下関係がはっきりしている
- 気合いや根性が評価される
- チャレンジを促す文化がある
- チームワークを大切にしている
- インセンティブ制度がある
順番に体育会系企業の特徴について解説をいたします。
スポーツ経験者が多い
体育会系はスポーツから由来する言葉であるため、企業にもスポーツ経験者が多い傾向があります。
体育会系企業はスポーツで培える「体力・忍耐力」などを評価する傾向にあるため、採用活動でもスポーツ経験を重視しているのです。
また体育会系企業はOB・OGによる推薦で入社するパターンも多いため、スポーツ経験者ばかりになるのは必然と言えるでしょう。
上下関係がはっきりしている
体育会系企業は、部活動のなごりから上下関係を重視する傾向があります。
部活動と同じく「先輩の言うことは絶対」「先輩に会ったら大きな声で挨拶」などの風土がある企業も。昇進も年功序列で行われる傾向にあります。
スポーツ系の部活に所属していた人にとっては当たり前の習慣ですが、文化系からすると少し違和感があるかもしれません。
気合いや根性が評価される
スポーツ経験者が多いこともあり、仕事でも気合いや根性が求められる傾向にあります。
例えば、仕事で成果が出なかったり、トラブルにあったりすると「努力が足りない」「もっとやる気を出せ」などと精神論・根性論になるケースが多いです。
これまで何度も気合いで乗り切ってきたスポーツ経験者にとっては受け入れやすい考えですが、文化系からすると「もっと論理的に考えるべきでは?」と違和感を覚えるかもしれません。
チャレンジを促す文化がある
体育会系企業は気合いや根性を評価するため、社員にチャレンジを促す文化が強いです。
何ごとにも綿密な計画を立ててから動くのではなく、「まずはやってみよう」「失敗から学ぼう」とアクションが先行する傾向にあります。そのため、若手のうちから幅広い業務を任せてもらえる企業が多いです。
文化系は「もっと具体的な指示がほしい」と苦痛に感じるかもしれませんが、失敗を恐れずに何でもチャレンジできる環境は成長意欲の高い人にとって居心地がいいと言えるでしょう。
チームワークを大切にしている
体育会系企業は、チームワークを大切にする傾向もあります。
これまでチームスポーツに取り組んできた経験から「1人で頑張るよりも力を合わせた方がいい」と考える社員が多いからでしょう。
そのため、業務も役割分担がしっかりしていたり、何かと助け合いの風潮があったりと組織の考えが染みついています。
インセンティブ制度がある
インセンティブ制度とは「成果報酬」のことです。例えば営業でいうと「契約を取ったらボーナスを支給」のような制度を指します。
体育会系企業では、こういったインセンティブ制度を導入しているところが多いです。気合いや根性が重視される風土、スポーツで培った競争意識が制度に合っているといった考えからでしょう。
ノルマ達成に追われるのが苦痛と感じる人もいるかもしれませんが、成長意欲が高く「頑張った分だけたくさん稼ぎたい」という人には向いている環境です。
体育会系企業はブラック?注意点を解説!
本章では、体育会系企業で働く際の注意点を解説いたします。
【体育会系企業で働く際の注意点】
- 精神論・根性論が求められる
- 飲み会・運動会などのイベントが多い
順番に詳細を解説します。
精神論・根性論が求められる
体育会系企業では「精神論・根性論」が求められることが多いです。
先述の通り、仕事に対しては何でも「努力」「やる気」「気合い」などで解決しようとする風潮があります。時には叱責されることもあるでしょう。
ただし、この精神論や根性論の風潮がブラック企業とイコールになるわけではありません。ブラック企業とはパワハラで社員を追い詰めたり、無理な長時間労働をさせたりする企業のことです。
精神論や根性論は「目標達成に向けて熱く叱咤激励しあう文化」というポジティブな面もあり、何でも論理的に考えるよりも、そういった熱い環境が合う人もいるでしょう。
飲み会・運動会などのイベントが多い
体育会系はチームワークを重視する傾向にあるとお伝えしました。
このチームワーク重視の考えは業務においてポジティブに働くシーンが多いのですが、チームワークを重視するあまりに飲み会や運動会などの社内イベントが多くなる傾向があります。
お酒やコミュニケーション好きな方はいいかもしれませんが、「業務以外では仕事から離れたい」という考えの方は苦痛に感じるかもしれません。
体育会系企業が多い業界
本章では、体育会系企業が多い業界を紹介いたします。
【体育会系企業が多い業界】
- 商社
- 不動産
- 金融
- メーカー
- 製薬会社(MR)
- 広告代理店
- メディア
- インターネット(Web)
- 製薬会社
順番に体育会系企業が多い業界について解説をいたします。
商社
商社は、商品の売り手と買い手を結びつけるのが仕事です。
人と接することが多いためコミュニケーション力が求められますし、出張や接待も多いことから体力と精神力も問われます。
体育会系はチームスポーツでコミュニケーション力が高い傾向にあるため、採用時に評価が高いとされているのです。
不動産
不動産業界は、電話や訪問による営業が多いです。また成約数のノルマが厳しいことから忍耐力が必要になります。
インセンティブ(成果主義)が根強い業界ですので、契約獲得のために粘り強い行動力も求められます。
そのため、競争心が強いとされる体育会系の採用率が高くなるのです。
金融
金融業界も営業ノルマが厳しいとされています。
また銀行や証券会社では、お客さんのお金を扱うため、他の職業以上に礼儀正しさが求められる傾向が強いです。
そのため、体力や忍耐力はもちろん、厳しい上下関係に身をおいていた体育会系が重宝されやすい業界となります。
メーカー
メーカーはさまざまな職種がありますが、やはり営業職は体育会系が重宝されます。
不動産や金融と同じくノルマの厳しい仕事ですが、メーカー営業はモノを販売する仕事です。
そのため、自分の好きなモノを扱う企業に就職すれば、ノルマの厳しい環境下でも結果も残しやすいと言えるでしょう。
製薬会社(MR)
製薬会社(MR)は、医療従事者に医薬品を販売する仕事です。
ほかの営業職と同じく、医療機関を訪問するための体力やノルマ達成までの忍耐力が求められます。
また医師とコミュニケーションを取る必要があるため、上下関係の意識や専門的な知識が非常に重要となります。
そのため、礼儀や上下関係の意識がしっかりしている体育会系が重宝される傾向にあります。
広告代理店
広告代理店は、企業の広告配信を代わりに行う仕事です。
写真や動画の撮影は朝から晩まで及ぶことも多く、ハードワークが求められます。
また成果物は、企画・営業・クリエイティブなどが団結しないと出来上がらないためチームワークも必要です。
そのため、体力・チームワークに優れる体育会系は重宝される傾向にあります。
メディア
メディアは、テレビ番組や雑誌などの制作を行う仕事です。
広告代理店と同様に、撮影が長時間に及んだり、取材のために全国を飛び回ったりするため、体力と精神力が求められます。
また番組は出演する方とコミュニケーションを取りながら制作する必要があるため、体育会系は特に重宝されやすいのです。
インターネット(Web)
インターネット(Web)業界は、ベンチャー企業が多い傾向にあります。
ベンチャー企業は少人数で目標達成に向けて動く必要があるため、体育会系のような体力や気合いで物事を進めていく人材を必要としています。
組織体勢から個人の裁量が多くなる傾向もあり、忍耐力のある体育会系は特に重宝をされると言えるでしょう。
体育会系企業が向いている人の特徴
本章では、体育会系企業が向いている人の特徴を解説いたします。
【体育会系企業が向いている人の特徴】
- 体力・精神力・忍耐力に自信のある人
- チャレンジ精神のある人
- 上下関係をしっかり意識できる人
順番に体育会系企業が向いている人について解説をいたします。
体力・精神力・忍耐力に自信のある人
体育会系企業では、体力や精神力・忍耐力が求められる業務が多い傾向があります。
営業のようなノルマの達成に向けて、粘り強く行動する業務も必要とされるため、多くの人は「大変だ」と感じるかもしれません。
しかし、スポーツで培った体力・精神力・忍耐力があれば、それが仕事にも活きることは間違いありません。
体育会系企業は、体力や精神力・忍耐力を活かして結果を出したい、結果がしっかりと評価される環境で働きたいという方にとっては最適な環境と言えるでしょう。
チャレンジ精神のある人
体育会系企業では、論理立てて戦略を考えるよりも「まずはやってみよう」という風潮が強いです。
そのため、失敗を恐れないで行動できるチャレンジ精神のある人にはピッタリと言えます。
体育会系企業は若いうちから幅広い業務を経験しやすいため、将来的な起業や独立を目指す方にとっても最適な企業と言えるでしょう。
上下関係をしっかり意識できる人
体育会系企業は、上下関係を重んじる風潮が根強くあります。
上司や先輩に会ったら大きな声で挨拶をしたり、昇進が年功序列で行われたりするため、人によってはストレスに感じるかもしれません。
しかし、運動部に所属していた経験などで、上下関係をしっかり意識できる人であれば違和感なく過ごせるでしょう。
体育会系企業が向いていない人の特徴
本章では、体育会系企業に向いていない人の特徴を解説いたします。
【体育会系企業に向いていない人の特徴】
- 自分のペースで働きたい人
- 仕事よりもプライベートを優先したい人
- 上下関係や精神論が苦手な人
順番に体育会系企業が向いていない人について解説をいたします。
自分のペースで働きたい人
体育会系企業では、ほとんどが営業職として就職することになります。
営業職はノルマが設定されていることが一般的であり、常に仕事に追われている感覚になってしまうことも。時には残業や休日出勤で対応を迫られることもあります。
ノルマ達成に向けた努力を楽しめる人ならいいかもしれませんが、事務職のように淡々と仕事をこなしたい人には向いていません。
仕事よりもプライベートを優先したい人
体育会系企業は、ノルマ達成に向けた行動が求められます。
ノルマを達成させるためには、残業や休日出勤をしたり、休日でも電話対応をしたりする必要性がどうしても出てくるでしょう。
また、体育会系企業はチームワーク重視であるため、飲み会やイベントも頻繁に行われます。
そのため、仕事よりもプライベートを重視したい方には苦痛を感じやすいかもしれません。
近年はワークライフバランスを重視する体育会系企業も増えていますが、少なからずプライベートを犠牲にしなければならないシーンがあることは覚えておくべきです。
上下関係や精神論が苦手な人
体育会系企業は、上下関係や精神論を重んじる風潮があります。
「先輩や上司の意見は絶対」「論理よりも気合い」といった雰囲気であるため、合わない人はストレスを感じるかもしれません。
すべての企業が同じわけではありませんが、横並びの関係で、理論立てた仕事を求める方は、体育会系の企業は避けることが無難でしょう。
優良な体育会系企業を見極める方法
本章では、優良な体育会系企業を見極める方法を解説いたします。
【優良な体育会系企業を見極める方法】
- インターンシップに参加する
- OB・OG訪問をする
- 口コミサイトを確認する
- 体育会系の就活エージェントを利用する
順番に優良な体育会系企業の見極め方について解説をいたします。
インターンシップに参加する
優良な体育会系企業を見極めるには、インターンシップに参加するのが最もおすすめです。
インターンシップに参加すれば、実際にその企業にお試し入社ができるため、社内の雰囲気や自分に合っているかを確認できます。
もちろんインターンシップのときだけ良い顔をする企業もあるとは思いますが、少なくとも参加しないよりは見極めやすくなることは間違いないでしょう。
OB・OG訪問をする
OB・OG訪問をすれば、実際に企業で働く社員から直接話を聞けます。
リアルな残業時間や社内の雰囲気などを聞けるチャンスですので、積極的に活用したいところです。
もし気軽にお願いできるOB・OGがいない場合は、「 ビズリーチ・キャンパス 」や「 マッチャー 」などのサービスからもできますので、ぜひチェックしてみてください。
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口コミサイトを確認する
口コミサイトでは、その企業で働いた経験のある社員などからの評価を確認できます。
社員・元社員の匿名での口コミとなるため、掲載されている口コミは比較的悪い口コミに偏りがちですが、1つの参考材料として見ておくと良いでしょう。
「OpenWork」や「ライトハウス」を活用すれば、大体の企業の口コミは見つけることができるので活用をしてみると良いでしょう。
体育会系の就活エージェントを利用する
優良な体育会系の企業を見つけるには、体育会系に特化をした就活エージェントを利用するのも有効です。
就活エージェントを利用すれば、体育会系企業に詳しいアドバイザーから企業の詳細を聞くことができます。
自分の希望を伝えることでアドバイザーが「こんな企業はどうですか?」と提案もしてくれるため、1人で就活をするのが不安な方はぜひ相談してみてください。
【体育会系の就活エージェントの代表例】
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体育会系の就活についてよくある質問
本章では、体育会系企業の就活についてよくある質問にお答えします。
体育会系の就活経験は就活において有利に働きますか?
体育会系の学生は、就活において有利に働くケースが多いと言われています。
【体育会系が就活において有利になる理由】
- 厳しい練習の中で鍛えられた「ストレス耐性」を期待されている
- チームプレーの中で磨かれた「規律や協調生」を期待されている
- 結果にこだわった経験による「ストイックさ」を期待されている
もちろん応募する企業によって求められる人材は変わりますが、多くの企業では体育会系の学生に対してポジティブな印象を持っています。
部活動の経験は、自己PRやガクチカ対策で有利に働きますので積極的にアピールしましょう。
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体育会系の強みとしてアピールすべきポイントは?
体育会系は部活動の経験をアピールできるのが魅力です。
具体的には以下をアピールするといいでしょう。
【体育会系のアピールポイント】
- 体力
- 精神力
- 協調生
- リーダーシップ
- 礼儀正しさ
- 自己管理能力
- 責任感
- 継続力
体育会系は部活動で経験した「厳しい練習」「チーム行動」「上下関係」「目標達成に向けた行動」が、企業が求める人材にマッチしやすいです。存分にアピールしましょう。
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体育会系の学生が利用すべき就活サイトは?
体育会系の学生が利用すべき就活サイトは、大きく分けて3種類あります。
【体育会系が利用すべき就活サイトの種類】
- 求人ナビサイト:
企業の求人掲載を中心に行い興味のある企業にはエントリーができるサイト - 逆求人型サイト:
あなたに興味のある企業からスカウトが届くサイト - 就活エージェント:
プロの就活アドバイザーのサポートを受けながら就活が進められる
上記の就活サイトを利用すれば、忙しい体育会系の学生でも就活を進めやすくなります。
詳細は以下で解説していますので、興味があればチェックしてみてください。
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体育会系の就活生に人気の就職業界は?
体育会系の就活生に人気の就職業界は以下の通りです。
【体育会系に人気の業界】
- メーカー
- 商社
- 金融・広告・マスコミ
参照:スポーツフィールド「【体育会系】人気企業ランキング(業界・職種別)」
上記の業界は体育会系にポジティブなイメージを持っており、自身も経験をアピールしやすいので狙ってみてください。
体育会系の就活はいつから始めればいい?
体育会系の就活開始時期は、大学4年生の4月から開始する方が最も多くなっています。
ただ前章でもご紹介をした通り、優良な体育会系企業を見つけるためには、インターンシップや就活イベント等への参加が非常に重要となります。
部活動のオフシーズンなどを利用して、できれば3年生の8月ごろのサマーインターンから、難しければ3年生の12月ごとのウインターインターンの時期には就活をスタートさせると良いでしょう。
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【まとめ】体育会系企業の特徴と多い業界について
今回は、体育会系企業の特徴と多い業界について解説いたしました。
最後に改めて本記事の内容をまとめておきます。
【体育会系企業の特徴】
- スポーツ経験者が多い
- 上下関係がはっきりしている
- 気合いや根性が評価される
- チャレンジを促す文化がある
- チームワークを大切にしている
- インセンティブ制度がある
【体育会系企業の多い業界】
- 商社
- 不動産
- 金融
- メーカー
- 製薬会社(MR)
- 広告代理店
- メディア
- インターネット(Web)
- 製薬会社
体育会系企業はブラック企業ではありませんが、人によって向き不向きがあります。
体育会系企業に興味のある就活生は、ぜひ本記事を参考に企業選びを慎重に行なってください。
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