体育会系

陸上を自己PRで活用した例文!評価ポイントや文章のまとめ方を解説!

本記事でわかること

  • 陸上経験を活かした自己PRの作成方法
  • 陸上経験を活用した自己PR例
  • 陸上経験でアピールすべきポイント

体育会系の部活やサークルの経験は、多くの学生が自己PRで使う王道のエピソードです。

 

この記事をご覧の方は

  • 陸上経験を活かした自己PRの作成方法が分からない
  • 他の学生に埋もれない差別化を図った文章を作成したい
  • 陸上経験を使った自己PRの例文を知りたい

といった、目的や悩みを持っているのではないでしょうか。

 

今回は陸上経験を使った自己PRでアピールすべきポイントや文章の作成方法についてまとめます。

 

簡単に文章をまとめられるES作成のフレームワークもご準備しておりますのでご参考ください。

 

 

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自己PRで面接官が見ているポイント

(出典:リクルートキャリア)

あなたは、企業が採用をする上で重要視しているポイントをご存知でしょうか。

企業が採用基準で重要視している項目(TOP3) 学生が面接等でアピールする項目(TOP3)
1.人柄
2.自社/その企業への熱意
3.今後の可能性
1.人柄
2.アルバイト経験
3.所属クラブ・サークル

リクルートキャリアが行ったアンケートでは、企業が採用において重要視しているポイントは、「1位:人柄」「2位:自社/その企業への熱意」「3位:今後の可能性」であるのに対し、学生がアピールする項目は「1位:人柄」「2位:アルバイト経験」「3位:所属クラブ・サークル」と、ズレがあることが見て取れます。

 

企業は採用において「人柄・ポテンシャル」を見ているのに対し、学生は「経験」をアピールしてしまっている傾向が読み取れますね。

 

では、企業が採用において重要視している項目に関して、もう少し詳しくみてみるようにしましょう。

 

面接やESでアピールすべきポイントは、人柄や熱意、ポテンシャルであることを理解しておきましょう!
フジイ

 

ポイント①人柄

「人柄」は学生と企業とのマッチング度をみるためにも、ES・面接において必ずみられるポイントの1つです。

 

「弊社の社風に馴染めるのか」「求める人物像と合致するのか」など、自己PRやガクチカなどの質問を通して見られます。

企業とのミスマッチをなくすためにも、ありのままの自分をアピールすることを心がけましょう。

 

ポイント②自社/その企業への熱意

自社/その企業への熱意もES・面接では重要視をしてみられているポイントの1つです。

 

自社のことを理解し、目的を持って入社をしてくれる学生を企業も採用をしたいものです。

「入社後に挑戦したいこと」や「貴社でしかいけない理由(他社ではダメな理由)」などを持って、面接・ES選考に臨むようにしましょう。

 

ポイント③今後の可能性(ポテンシャル)

新卒採用は、学生の未来の成長に投資をするポテンシャル採用と言われています。

 

あなたの持つ強みが、社会人としてどのように活かされ、成長をしていくのか・・・。採用担当は、あなたの働く未来を想像しながらES・面接選考に臨んできます。

「企業への貢献方法」や「入社後に挑戦したいこと」を伝えて、あなたの今後の可能性を示しましょう。

 

自己PRで陸上経験を利用するメリット

本章では自己PRで陸上経験を活用するメリットについて解説をいたします。

メリット

  • 体育会系を優遇している企業と出会いやすくなる
  • 忍耐力の高さがアピールできる
  • 高い目的達成意欲をアピールできる

 

順番に詳細をご説明します。

 

体育会系を優遇している企業と出会いやすくなる

自己PRにて陸上経験を活用することで、体育会系を優遇して採用している企業と出会える可能性がアップします。

 

企業の中には、陸上経験者の持つ高い目的達成意欲(熱量)やポテンシャルを評価して、優遇して採用を実施している企業もあります。

 

陸上経験を自己PRで活用すれば、上記のような企業の目にも留まりやすくなり、本選考においても優遇を受けられることも。

 

自己PRにて陸上経験を活用することで、一般の学生よりも有利に就活を進められる可能性があるのは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

 

忍耐力の高さがアピールできる

陸上は高い忍耐力が必要となるスポーツです。

 

大学まで陸上を続けてきた方は、数秒〜数分の本番に向けて、学生生活の大半を費やしてきたはずです。

日々辛いトレーニングを乗り越えてきた経験は、高い忍耐力を想起させ、就活においても高く評価をされます。

 

自己PRで陸上経験を活用することで、自身のアピールポイント+忍耐力の高さも想起させることができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

 

高い目的達成意欲をアピールできる

陸上を続ける上で「目標タイムを切りたい」「全国大会に出場したい」といった、大小問わず目標を持って競技に挑んでいた方がほとんどでしょう。

 

目標達成に向けて、行動してきた経験は、高い目的達成意欲や熱量をアピールすることに繋がります。

 

仕事での目標達成に向けて熱量を持って行動できる人材は、周りの社員にも良い影響を与え、組織全体を活性化させます。

 

陸上経験を自己PRで活用することで、あなたの目標達成意欲の高さや熱量をアピールしていきましょう。

 

自己PRで陸上経験を利用するデメリット

本章では自己PRで陸上経験を活用するデメリットについて解説をします。

デメリット

  • 体育会系のエピソードは多くの学生が活用をする
  • 個人競技のイメージが強い

 

順番に詳細を説明します。

 

体育会系のエピソードは多くの学生が活用をする

陸上に限らず、体育会系の部活経験は、多くの学生が自己PRで活用するため、エピソードのみでの差別化は非常に難しくなっています。

 

自己PRで大切なのは、エピソードではなく、あなたの人柄や人間性、今後のポテンシャルが採用担当に伝わる文章を作成することです。

 

エピソードの差別化にこだわるのではなく、陸上を通して培ったあなたの強みや目標達成に向けて考え行動した過程等を上手くまとめるようにしましょう。

 

個人競技のイメージが強い

陸上は個人競技のイメージが強く、チーム・組織での自身の役割や貢献、協調性を発揮した経験をアピールする題材としては使いにくい傾向があります。(団体競技出場者は除く)

 

仕事では、社内の人はもちろん顧客企業や提携企業など、様々な人と関わりながら業務を進めなければならず、周りとの協調性や組織への貢献が採用においても評価されるポイントの1つとなります。

 

陸上の個人競技経験を自己PRで活用する際は、ガクチカや長所等の質問項目にて、チーム・組織での活動についても触れると良いでしょう。

 

自己PRで陸上経験を活用する際の注意点

本章では自己PRで陸上経験を活用する際の注意点について解説をいたします。

【注意点】

  • アピールポイントは1つに絞る
  • 陸上の専門用語の使用は避ける
  • 人柄や今後のポテンシャルが伝わる文章にする
  • 陸上以外のエピソードも準備しておく

 

順番に詳細を解説いたします。

 

アピールポイントは1つに絞る

自己PRを作成する際は、アピールポイントを1つに絞ることが重要です。

 

あれもこれもとPRポイントを盛り込んだ文章は読まれにくく、本当に伝えたいアピールポイントが薄まってしまう危険性もあります。

 

自己PRを作成する際は、アピールポイントを1つに絞り、本当に伝えたい内容が伝わる文章の作成を目指しましょう。

 

陸上の専門用語の使用は避ける

自己PRを始めとしたアピール文章を作成する際には、できる限り専門用語の使用は避けるようにしましょう。

 

文章の読み手となる採用担当者は、陸上の知見がないかも知れません。難しい専門用語が多用すると、折角のあなたの強みが伝わり切らない分かりにくい文章になり兼ねません。

 

PR文章を作成する際には、できる限り誰でも分かる用語を選びながら文章をまとめるようにしましょう。

 

人柄や今後のポテンシャルが伝わる文章にする

自己PRを作成する際は、あなたの人柄や今後のポテンシャルが伝わる文章の作成を心がけましょう。

 

学生の話す自己PRのエピソードは、部活やアルバイト・サークル活動等を題材にしたもので似たり寄ったりのものばかり。

 

短期間で数百人のPR文章を読み込む採用担当の目に留まる文章を作成するには、エピソードではなく人柄や今後のポテンシャルをアピールすることで差別化を図ることが重要です。

 

「あなたの強みをエピソード内でどう活かしたのか」「目標を達成するために何を思考し、行動に移したのか」を言語化して、他の学生との差別化を図ることを意識しましょう。

 

陸上以外のエピソードも準備しておく

就活を進める上で、自己PRとなるエピソードは多ければ多いほど良いことは間違いありません。

 

自己PRを陸上のエピソードのみで絞って作成をしてしまうと「学業やゼミの活動は疎かにしていたのでは」といった印象を持たれてしまう可能性もあります。

 

自己PRは複数個の作成をしておくことで「陸上以外に取り組んだことはありますか」といった質問にも焦らず的確に回答することが可能です。

 

自己PRで陸上経験を活用する際のアピールポイント例

陸上経験を活用した自己PRを作成する際にアピールをおすすめするポイントは以下の3つです。

アピールポイント例

  • 忍耐力
  • 目標達成意欲(継続性)
  • ハングリー精神(熱量)

 

順番におすすめのアピールポイントについて解説をいたします。

 

ポイント1.忍耐力

日々、記録の更新を目指しトレーニングを積んできた陸上部の学生は「忍耐力」を強くアピールすることができます。

 

0.1秒、数センチの記録更新を目指し、日々のトレーニングに取り組んできた経験の中には、辛く苦しいタイミングもあったはずです。

 

辛く苦しいトレーニングをいかに乗り越えてきたか。何を考えていかに行動してきたか。

 

上記をまとめて、仕事に対しても忍耐力を持ってやり切れる人材であることをアピールしていきましょう。

 

ポイント2.目標達成意欲(継続性)

「大会で記録を更新する」「全国大会への出場を果たす」など、結果を求めて陸上に取り組んでいた方も多いのではないでしょうか。

 

高い目標達成意欲は社会人としても必要で、個人の営業数字はもちろん、会社として目指すビジョンも達成に向けて行動し続けることが求められます。

 

陸上経験を活用した自己PRでは、あなたが目標を達成するために「どのような姿勢で臨んできたのか」「何を考えて行動してきたのか」を言語化してアピールをしましょう。

 

ポイント3.ハングリー精神(熱量)

「誰にも負けたくない」というハングリー精神(熱量)は、多くの企業で求められるスキルの1つです。

 

「営業でトップを目指す」「貴社の商材で社会に貢献をする」といった、熱いハングリー精神のある新卒を企業は求めています。

 

陸上で「勝利を掴むために行った具体的な工夫」や「結果までの過程において考えたこと」などを言語化して、ハングリー精神の高さや勝利への熱量をアピールしていきましょう。

 

陸上経験を活用した自己PR例文

本章では自己PRで陸上経験を活用した先輩就活生の例文をご紹介します。

 

忍耐力

例文

私の強みは、忍耐力です。結果がでない期間にも腐ることなく努力を続けることができます。

私は高校で陸上部に所属し、駅伝選手として日々のトレーニングを積んでいました。全国高校駅伝のメンバー入りを目指し、日々のトレーニングを積んでいたのですが、大きな怪我を負ってしまいました。

しかし怪我を負ってしまったことを理由に全国高校駅伝のメンバー入りを諦めきれなかった私は以下の取り組みを行いました。

1.怪我の部位以外の筋力トレーニング
2.徹底した食事管理とリハビリトレーニング

今できる最大限の取り組み、目先の状況ではなく今後の大会出場のイメージを持ち続けることで、怪我で苦しんだ期間を乗り越えました。

結果として、3年生の最後となる全国高校駅伝への出場を果たすことができました。

貴社に入社後も、持ち前の忍耐力を活かして営業の第一線で活躍をしてまいります。

 

目標達成意欲(継続性)

例文

私の強みは高い目標達成意欲です。

私は高校時代に全国大会の出場を目指して陸上をしていました。しかし半年以上も自己ベストが更新できず思い悩んだ期間もありました。

自己ベスト更新のためには、トレーニングの時間の使い方と食事管理が必要と考えた私は、日常生活の見直しから取り掛かりました。

1日のスケジュールと食べたものを書き出し、リストアップを行いました。そこから自己ベスト更新に不必要なものを洗い出し、削減・見直しを繰り返しました。

その結果、全国大会の出場はできなかったものの、自己ベストを更新した上で最後の大会を締めくくることができました。

貴社に入社後も、高い目標を持ち続け、自身に厳しく目標達成に向けて活動を続けてまいります。

 

ハングリー精神

例文

私の強みは「誰にも負けたくない」というハングリー精神です。

私は小学生から高校時代までの10年間を長距離走の陸上選手として活動をしてきました。

高校の終わりに出場するフルマラソンで2時間半を切ることを目標にしてきました。

目標達成のために、日々のトレーニングを自身で組み替え、軌道修正を行いつつ走ってきました。周りの学生のみならず、自身の「楽をしたい」という気持ちに打ち勝つためにも、完走した時の達成感やこれまでの努力を振り返ることで日々のトレーニングも乗り越えてきました。

その結果、高校最後に出場をしたフルマラソンの大会では、目標タイムとしていた2時間半を切ることができました。

貴社でも持ち前のハングリー精神を活かし、活躍をしてまいります。

 

陸上経験を自己PRとしてまとめるフレームワーク

本章では、実際に自己PRの書き方・まとめ方についてご紹介をします。

自己PRのフレームワーク

  • 結論(私の強み)
  • 課題(証明する経験、その中でも目標・課題)
  • 解決策(課題・目標とどのように解決・達成したか)
  • 学び・結果(経験からの教訓とその結果)
  • アピール(入社後の貢献方法)

 

読まれる・聞きやすい自己PRの多くは、上記の構成で文章が作成されています。

例文をご紹介するので、参考に当てはめながら作成を進めてみましょう。

200字、300字、400字といった、文字数を変えた文章を作っておいて、様々なESに応用できるようにしておきましょう!
フジイ

 

結論(私の強み)

自己PRを作成する際は、必ず結論となる強みから述べるようにしましょう。

結論から述べることで、話のベースが掴みやすく採用担当の印象に残りやすい文章となります。

 

例文

私の強みは〇〇です。

 

課題(証明する経験、その中でも目標・課題)

結論(私の強み)を証明する経験・エピソードを1つ上げましょう。

その中での目標や課題にも触れるようことで、採用担当もエピソードの具体的なイメージを持てるようになります。

 

例文

私は〇〇の活動をしていました。〇〇を成し遂げることを目標に活動をしていましたが、〇〇という課題がありました。

 

解決策(課題・目標とどのように解決・達成したか)

目標や課題を「どう乗り越えたのか」といった解決策について述べるようにしましょう。

目標や課題に対する解決策に至るまでの、あなた独自の思考性や価値観にも触れることで、採用担当にあなたの人柄を伝えるようにしましょう。

 

例文

課題を解決するために〇〇に取り組みました。

 

学び・結果(経験からの教訓とその結果)

この経験を通して、何を学んだのか、どんな結果を得たのかについて述べましょう。

 

例文

この結果〇〇を達成することができました。

(この経験より〇〇を学びました)

 

アピール(入社後の貢献方法)

最後にあなたがどのように企業に貢献をしていくのかについて述べます。

最後に再度あなたの強みや入社後に挑戦したいことをアピールすると良いでしょう。

例文

貴社に入社後は、〇〇を活かし営業で貢献していきたいと考えております。

 

 

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