面接練習を1人で進める方法は?
面接練習は誰に頼むべき?
本記事では上記のような疑問を抱えているあなたに、
- 面接練習相手の見つけ方
- 相手がいない際の1人での対策方法
- おすすめの面接練習アプリ・サービス
を分かりやすくご説明をいたします。
選考を突破するためには、練習を通して面接に慣れておくことが必須。面接練習の相手の見つけ方から相手がいない際の1人での対策法を把握して、面接対策を進めるようにしましょう。
おすすめ面接練習サービス | ||
サイト名 | 評価 | 特徴 |
![]() |
5.0 |
無料のAI面接サービス。人事視点を学習したAIが的確なフィードバックをしてくれる |
![]() JobSpring |
4.8 |
優良企業を厳選紹介。LINEでの就活相談やES添削も行ってくれる。 |
![]() キャリセン |
4.7 |
7万人以上の就活生が利用。選考対策が手厚くES添削や面接対策も完璧にサポート。 |
面接練習の相手がいない際の依頼先
大前提として、面接練習は1人でも可能です。
後ほど詳しく紹介しますが、面接練習アプリをの活用や、自分で動画を撮影することで、1人でも客観的な振り返りができます。
とはいえ、本番は面接官とのやりとりがあって成立するものです。
1人では本番のような緊張感を持って練習するのが難しいでしょう。そのため、第三者に協力を依頼したいと考える方が多いかもしれません。
そこで本章では、「面接練習をしたいが相手がいない」場合に頼れる依頼先をいくつか紹介します。
【面接練習の相手がいない際の依頼先】
- 就活エージェント
- AI面接練習アプリ・サービス
- 就活コミュニティ
- OB・OG訪問サービス
- 大学のキャリアセンター
- 家族・友人
依頼先①就活エージェント
就活エージェントは、就活生1人ひとりに専門知識を持つアドバイザーがつき、就活を包括的にサポートしてくれるサービスです。
具体的には、以下のようなサポートを受けられます。
【就活エージェントの主なサービス内容】
- 自分に合った企業の紹介
- ES(エントリーシート)の添削
- 面接のアドバイスや模擬面接
- 選考の日程調整
上記のように、就活サポートの一環として、面接のアドバイスや模擬面接も実施してくれます。
就活エージェントのアドバイザーは、これまで多くの就活生をサポートしてきました。
「業界ごとに求められる受け答えのポイント」「志望動機や自己PRの伝え方」などを熟知しているため、的確なアドバイスをもらえるでしょう。
また、就活エージェントは、企業に人材を紹介することで報酬を得る仕組みになっています。それゆえに、本気で選考突破をサポートしてくれるのが魅力です。
就活生は完全無料で利用できますので、気軽に相談してみてください。
依頼先②AI面接練習アプリ・サービス
最近では、AIを活用した面接練習アプリ・サービスも増えてきています。
AIはさまざまな就活生や企業のデータを学習しており、その膨大なデータを活用することで、面接のフィードバックをしてくれます。
例えば、「
REALME
」では、AIと模擬面接をすることで「志望企業の内定判定」をしてくれます。
これは、「志望企業の最終面接まで進んだ就活生の平均能力値」のデータと比較することで、的確な判定をする仕組みです。
「steach(スティーチ)」というアプリでは、36,000名以上の面接を支援してきたデータをもとに、「声の大きさ」や「話す速度」などを5段階評価してくれます。
AIが相手になるため、本番さながらの緊張感を再現することはできませんが、自分1人でも客観的な分析ができるのは魅力的です。
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依頼先③就活コミュニティ
就活コミュニティに所属して、模擬面接の依頼をするのもおすすめです。
例えば、「コトラサロン」では、就活生同士で面接練習する「オンライン面接部屋」が提供されています。お互いで面接官役と就活生役を担えば、「企業側の視点」を養うことも可能です。
「エンカレッジ」では、1,000名以上の内定者に就活相談ができる環境が整っています。模擬面接を依頼することもできるため、相談してみるとよいでしょう。
なお、就活コミュニティは無料から有料までさまざま存在します。
無料コミュニティは気軽に所属できる一方で、メンバーの質にばらつきがあるのが欠点です。有料コミュニティは費用がかかるものの、難関企業の内定者が所属している傾向にあります。
どのコミュニティも良し悪しがあるため、まずは無料コミュニティから所属し、環境を確かめながら有料コミュニティへの参加を検討するのがおすすめです。
依頼先④OB・OG訪問サービス
OB・OG訪問サービスから、面接練習を依頼することもできます。
OB・OG訪問を活用するメリットは、「実際に企業で働いている先輩」から直接アドバイスを受けられる点です。
実際に面接で聞かれたことや、業界のリアルな内部事情を教えてもらえるため、効率よく面接対策ができます。
OB・OG訪問の依頼方法としては、「
ビズリーチ・キャンパス
」や「
マッチャー
」などのアプリを利用するのがおすすめです。
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依頼先⑤大学のキャリアセンター
大学によっては、キャリアセンターで面接練習を受けられる場合があります。
就活サポートの経験が豊富な職員に依頼すれば、志望動機の伝え方や話し方など、面接で重要なポイントを的確にアドバイスしてくれるでしょう。
ただし、経験が乏しい職員に依頼すると、必要のないアドバイスを受けて混乱する可能性もあります。そのため、依頼する職員は慎重に選びましょう。
依頼先⑥家族・友人
家族や友人に依頼するのもひとつの手段です。
専門的なフィードバックは期待しにくいものの、第三者の視点から気づきを得られるのは貴重な経験といえます。
例えば、「声の大きさ」「話し方のクセ」「表情や姿勢」などは、自分1人では気がつきにくいポイントです。そういった客観的な評価を得られるだけでも、依頼する価値はあるでしょう。
ただし、気心の知れた相手だからこそ、リラックスしすぎて練習が本番に活きない可能性もあります。そのため、練習場所や服装を整え、本番に近い環境を作ることが重要です。
面接練習サービス・アプリ6選|1人で対策ができるサービスも紹介
本章では、面接練習の相手がいなくても対策ができる就活サービス・アプリを厳選してご紹介をいたします。
順番に詳細を解説いたします。
REALME
「
REALME
」は、AIよる面接練習で志望企業からの内定率を飛躍的にアップさせることができる就活サービスです。
AIが面接練習を通して、志望企業の内定判定を実施。あなたの強み・弱みを可視化してくれるので、対策を練りながら最適なタイミングにて志望企業にエントリーをする手助けをしてくれます。
最終まで進んだ就活生との比較し内定判定を実施
REALMEでは、志望企業の最終面接まで進んだ(合格ラインを突破している)就活生と比較することで内定判定を分析結果として伝えてくれます。
志望企業の「内定判定」をエントリー前に確認できるので、現状の能力値を把握した上で、最適なタイミングでのエントリーを行うことが可能です。絶対に内定を獲得したい企業だからこそ、「今ではなく次の募集まで待とう」といった判断をすることができるでしょう。
内定判定向上に向けたフィードバックもAIが行ってくれるので、それをもとに対策を行うことで内定率の引き上げを図っていきましょう
強みが活かせる企業よりスカウトが届く
REALMEでは、AI面接で可視化された強みをもとに、企業から特別選考への招待を受けることが可能です。
【利用企業例】
住友商事株式会社/アサヒグループ食品株式会社/株式会社NTTドコモ/東京海上日動火災保険株式会社/株式会社三菱UFJ銀行/株式会社毎日新聞社/LINEヤフー株式会社/株式会社ディー・エヌ・エー/株式会社Speeeなど
ESや1次面接の免除といった特別選考ルートの招待も届くので、少しでも就活を有利に進めたい方には最適なサービスと言えるでしょう。
REALME公式サイト:
就活共通テスト
「
就活共通テスト
」は、1人で本番同様の面接練習を行うことができるAI面接対策サービスです。
本番同様に深掘りをした質問をAI人事が行ってくれることで人気を集めています。
自身の提出をしたESから具体的な質問を展開
就活共通テストでは、自身で登録をしたESの内容をAIが学習し、質問を展開してくれます。
回答に対する深掘り質問はもちろん、志望する業界や企業にちなんだ質問も投げかけられるので、本番さながらの面接練習を行うことが可能です。
回答の構成から表情、話し方のクセまで、人事視点を学習したAIが志望企業の合格判定から個別のフィードバックを実施。
人事が採用で重視する約35の評価項目より、あなたの強み・弱みを可視化してくれるので、今後の対策にも活きるフィードバックを得ることができます。
過去の面接練習結果と比較ができる
就活共通テストでは、過去に受験をした面接練習の結果と比較をすることが可能です。
前回の結果が合格判定が低かったとしても、フィードバックを元に面接対策を行い、より良い合格判定を目指すことが可能。
足りないスキルの可視化と合わせて、過去の自分との比較も行えるので、自身の成長も客観的に把握をすることができます。
ぜひ志望度の高い企業については、高い合格判定を得られるまで対策を行い、最適なタイミングにて企業エントリーを行えるようにしていきましょう。
就活共通テスト公式サイト:
steach
「steach」は、自撮りで簡単に面接対策を行うことができるAI面接練習サービスです。
3つの選べるモードで面接力をアップすることができます。
3つの選べるモードで面接力をアップできる
steachでは「写真で印象チェック」「音声のみで気軽に回答」「動画で面接練習」といった3つのモードを搭載しています。
【3つのモードの利用例】
- 写真で印象チェック:面接前に身だしなみのチェックができる
- 音声のみで気軽に回答:自身の回答を繰り返しブラッシュアップ
- 動画で面接練習:声や表情の分析も行い課題点の可視化
AIが人事目線であなたの面接練習をサポート。声や表情も読み取りフィードバックもしてくれるので、自身の課題点を的確に把握することができます。
自動で面接内容を文字起こし
steachでは、面接練習で話した内容はテキスト化され、AIが伝わりやすさを解析してくれます。
自身の口癖や話の構成も後から自身で読んでチェックすることが可能。より伝わりやすい話の構成に修正することができます。
文字起こし機能は、他の面接練習サービスにはない機能なので要チェックです。
steach公式サイト:
ビズリーチ・キャンパス
「
ビズリーチ・キャンパス
」は、全国10万3000名以上のOBOGが登録をするOBOG訪問サービスです。
サービスを通してOBOGへ訪問依頼をすることができるサービスで、面接対策はもちろん業界・企業理解を深めるためにも利用がおすすめです。
オンラインでOBOG訪問を完結できる
ビズリーチ・キャンパスは、オンラインOBOG訪問をサービス内で完結させることができます。
サービス内にてOBOGの検索から訪問申請、メッセージでのやりとり等を完結させることが可能。
実際に志望する業界・企業で働くOBOGへ面接練習を依頼することで、実際の業務や社風等も踏まえたフィードバックを受けることもできます。
人気企業からスカウトも受け取れる
ビズリーチ・キャンパスを使えば、人気大手企業からスカウトを受け取ることも可能です。
「大手企業から質の高いスカウトが届く!」と人気を集めており、スカウトを受け取る目的だけの登録でも十分有益なサービスです。
大手企業から選考免除や限定セミナーなどの招待も届くので、登録をしておいて損はないサービスと言えるでしょう。
ビズリーチ・キャンパス公式サイト:
マッチャー
『
マッチャー
』は、全国46,000名以上のOBOGが登録をするサービスです。(2025年3月現在)
所属の大学に関係なく、サイト上に登録をするOBOGならどの方でも訪問依頼をすることができます。
サイトに登録するOBOGなら誰でも訪問可能
マッチャーでは、サイトに登録をするOBOGなら誰でも訪問をすることが可能です。
業界や職種はもちろん「相談にのれること」からもOBOGを検索することができるので、面接練習の対応をしてくれるOBOGをピンポイントで見つけることもできます。
社会人はもちろん、企業の内定者の登録も多いので「気軽に面接練習に付き合ってくれる人を探したい」という方にもおすすめのOBOG訪問サービスです。
ベンチャー・スタートアップに勤めるOBOGが多い
マッチャーに登録をするOBOGの多くはベンチャー・スタートアップに勤める方が中心となっています。
インターンや新卒メンバーの採用を目的に利用をしているOBOGもいますが、多くの方はボランティアにて就活生の相談に乗ってくれます。
面接練習はもちろん、ES添削や自己分析など様々なサポートを受けることが可能。相談したい内容をメッセージで伝えた上で訪問を行うことでより有益な時間を過ごすことができるでしょう。
Matcher公式サイト:
JobSpring
「
JobSpring
」は、手厚いキャリア支援を受けることができる就活エージェントです。
自己分析や将来キャリアの策定から丁寧なサポートを受けることができるので、面接にも自己理解を深めた上で臨めるようになるようサポートを受けることができます。
なりたいキャリア像を言語化できる
JobSpringは、キャリア支援に特化をしたサポートに強みを持つ就活エージェントです。
将来のキャリア像を明確化し、就活の軸を言語化することは、面接突破を目指す上でも非常に重要になります。
自己理解を深めれば、面接にてどんな質問が来ても答えられるようになるので「キャリア支援から徹底した支援を受けたい」という方には特におすすめのサービスです。
企業のリクルーターレベルの情報を保有
JobSpringでは、紹介企業ごとのリクルーターレベルの情報を保有しています。
企業の採用基準や面接で重要視しているポイントなどを把握しているので、個社ごとの面接対策を行っていただくことも可能。
会社説明会では聞けない詳細な情報も保有をしているので、面接練習においても想定質問を含めた手厚い支援を受けることができます。
JobSpring公式サイト:
相手がいなくても1人で進める面接練習法
ここまで面接練習の相手を探す方法を紹介しました。
とはいえ、「1人で気軽に練習したい」という方も多いかもしれません。
そこで本章では、面接練習を1人でする方法を5つ紹介します。
【面接練習を1人でする方法】
- 【おすすめ】REALMEを利用する
- 面接練習アプリ・サービスを利用する
- YouTube動画を利用する
- 面接での頻出質問リストを作って答えを考える
- 頻出質問の回答を書き出し確認を行う
【おすすめ】REALMEを利用する
1人で面接練習をするなら、「
REALME
」を利用するのが最もおすすめです。
REALMEは、AIと約20分の面接により、「自信の強み」や「志望企業の内定判定」を把握できるアプリです。
志望企業の選考を突破するために、どのような能力が足りないのかを可視化できます。よって1人で面接練習をしても、客観的な分析が可能となるわけです。
肝心なAIの判定精度も「信頼性が高い」と定評があります。
有名な元アナウンサーの方が試したところ、最終面接まで進んだ企業でB判定、実際に合格した企業では最高評価のA+の判定となりました(参考:PR TIMES)。
アプリを提供するABABAは、企業や就活生に関する豊富なビッグデータを保有しています。そのデータを活用することで、適切な判定が可能になるのでしょう。
他にも、ES対策や逆求人オファー機能もありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
面接練習アプリ・サービスを利用する
REALME以外にも面接練習アプリ・サービスはあります。複数利用すると、より効果的な対策ができるでしょう。
例えば、以下のようなアプリ・サービスがあります。
【面接練習アプリ・サービスの例】
どのアプリも基本無料で利用できます。さまざまなアプリに触れてみて、自分に合った対策を取り入れるのがおすすめです。
面接練習アプリの詳細は、以下の記事でまとめています。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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YouTube動画を利用する
YouTubeにも、面接練習に役立つ動画が豊富に投稿されています。
1人で練習できる質問集や、回答のポイント解説した動画など、さまざまな種類があるため、ぜひ活用してみてください。
例えば、以下のような動画があります。
【1人で面接練習をするための動画】
【面接のポイントを解説した動画】
こういった面接関連の動画を参考にすれば、1人でも効果的な対策ができるでしょう。
ただし、解説動画の内容は配信者によって意見が異なることもあります。すべてを鵜呑みにすると混乱する可能性があるため、自分に合った情報を取捨選択することが大切です。
面接での頻出質問リストを作って答えを考える
企業の面接では、どの業界でも聞かれることが多い頻出質問があります。
例えば、以下のような質問です。
【面接でよく聞かれる質問の例】
- 1分間で自己PRをしてください
- あなたの長所と短所を教えてください
- 学生時代に最も力を入れたことは何ですか?
- 活動を通して身についたことは何ですか?
- 身につけた能力を、入社後はどのように活かせますか?
- なぜこの業界(当社)を志望しましたか?
- 業界選びや企業選択の軸を教えてください
このような頻出質問をリスト化すると、本番に向けた対策を立てやすくなります。
頻出質問は、面接体験談や企業サイトなどを調べるとことで詳細な情報を得られます。ぜひ参考にしてみてください。
頻出質問の回答を書き出し確認を行う
頻出質問リストを作成した後は、自分の回答を書き出してみましょう。
実際に書き出すことで、考えが整理され、本番でも自信を持って話せるようになります。音声で録音して、自分の話し方を客観的に確認するのもおすすめです。
なお、以下のような流れで回答を組み立てると、面接官に伝わりやすくなります。
【質問回答の流れ】
- 最も主張したいこと(結論)を述べる
- 主張に対する理由を説明する
- 理由を裏付ける具体例を挙げる
- 最後にもう一度、主張を簡潔に述べる
このような流れで話をすると、論理的でわかりやすい回答になります。ぜひ意識して練習してみてください。
面接練習を1人で進める際のポイント
面接練習は1人でも取り組めますが、相手がいないと「緊張感の再現」や「客観的な評価」が難しくなります。
単に練習を繰り返すだけでは、本番に向けたスキルアップにつながらず、貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれません。
そこで本章では、1人でも効果的に面接練習を進めるためのポイントを紹介します。ぜひ実践してみてください。
【面接練習を1人で進める際のポイント】
- 本番に近い状況を整えて練習をする
- 面接練習をする目的を明確化させる
- 人事の立場になって質問意図を考える
- 主張に対する理由の深さを意識する
- 練習結果を記録してその都度で振り返る
ポイント①本番に近い状況を整えて練習をする
面接練習の相手がいなくても、本番に近い環境を作ることは可能です。
例えば、以下を実践するとよいでしょう。
【面接本番に近い状況を整える方法】
- スーツを着用する
- 髪型を整える
- 机や椅子を準備する
- 正しい姿勢や座る位置を意識する
- スタンドライトを置く(オンライン面接の場合)
- 背景に映るものを片付ける(オンライン面接の場合)
このように、なるべく本番と同じ状況を作り出しましょう。本番の環境に慣れておくことで、自信を持って臨めるようになります。
ポイント②面接練習をする目的を明確化させる
面接練習をする目的をはっきりさせることも重要です。
目的を明確にすることで、自分に足りない能力を習得しやすくなります。
例えば、以下のように設定するとよいでしょう。
【面接練習の目的(例)】
- 自己PRを1分以内で話せるようにする
- 笑顔で話せるようにする
- 面接官の目を見て話せるようにする
- わかりやすく簡潔に話せるようにする
「面接でうまく話せるようになりたい」のような漠然とした目的では、何を意識すべきかが曖昧になってしまいます。
「今日は〇〇を意識しよう」と細かい目的を定め、1つずつ能力を高めていきましょう。
ポイント③人事の立場になって質問意図を考える
面接練習をする際は、人事の立場になって「質問の意図」を考えてみましょう。
「人事はなぜこの質問をするのか?」を理解することで、適切な回答を導きやすくなります。
例えば、志望動機を質問された場合、人事には「応募者の熱意ややる気を知りたい」という意図があります。
よって「他の企業ではなく、なぜこの企業で働きたいのか」を明確に伝えることで、高評価を獲得しやすくなります。その際、企業独自の魅力を深堀りし、自分の価値観と結びつけることが大切です。
もうひとつ、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)についても触れましょう。
この質問をする意図には、「応募者の人柄や経験を知り、入社後の活躍をイメージする」が考えられます。
したがって、周りと異なる特別な経験をアピールするよりも、「努力し続けられる姿勢」や「困難を乗り越えた経験」を伝えるほうが好印象につながりやすいです。
このように、人事の質問の意図を考えると、何を答えるべきかがわかりやすくなります。ぜひ意識して練習してみてください。
ポイント④主張に対する理由の深さを意識する
面接で好印象を得るためには、面接官が納得する回答をすることが重要です。
例えば、「私の長所は忍耐力があることです!なぜなら、部活動を辞めずに続けてきたからです!」と答えた場合、説得力に欠ける可能性があります。
面接官によっては「ただ楽しかったから続けていただけでは?」と受け取られてしまうかもしれません。
そのため、忍耐力をアピールする際は、「厳しい練習に耐え続けた経験」や「困難な状況を乗りこえるために工夫したこと」など、実体験も詳しく伝えましょう。
具体的なエピソードを盛り込むことで、主張に説得力が増します。面接官の立場になって「この回答は納得できるか」を意識してみてください。
ポイント⑤練習結果を記録してその都度で振り返る
面接練習を終えたら、必ず記録と振り返りをしましょう。
記録と振り返りを徹底することで、自分の成長を実感しやすくなります。
「目標は達成できたか」「改善すべきポイントは何か」などを記録することで、次の練習にも活かせるでしょう。
また、成長の過程を可視化できると、モチベーションの維持にもつながります。その結果、1人で面接練習をしても、効果的に対策を進められるはずです。
面接練習に関してよくある質問
本章では、面接練習に関してよくある質問に回答いたします。
【面接練習に関してよくある質問】
- 面接練習はどれくらいやるべき?
- 面接練習をやりすぎると良くないのはなぜ?
- 面接練習はいつから始めるべき?
- 面接練習は誰に頼むのがベスト?
質問①面接練習はどれくらいやるべき?
面接練習をどれくらいやるべきかは、人によって異なります。
面接練習で大切なのは「自分が納得できるかどうか」です。
1回の練習で納得できるのなら1回でも問題ありません。しかし、課題が残っているのなら10回でも100回でも練習したほうがよいでしょう。
そのため、回数ではなく、以下の達成を目標にするのがおすすめです。
【面接練習のゴール(例)】
- わかりやすい回答ができるようになった
- 頻出質問に対してスムーズに答えられるようになった
- 面接をすることに慣れてきた
上記を達成できれば、面接練習を終えてもよいかもしれません。
質問②面接練習をやりすぎると良くないのはなぜ?
面接練習は、自分が納得できるまで何度も繰り返すことが大切です。
しかし、あまり練習しすぎても、かえって逆効果になる場合もあります。
【面接練習のやりすぎが逆効果になる理由】
- 機械的で不自然な話し方になる
- 予想外の質問や深堀りに対応できなくなる
面接練習は大切ですが、回答をセリフのように覚えてしまうと、面接官から「模範回答を丸暗記しただけでは?」と判断されてしまう可能性があります。
面接練習をするのは、あくまでも「質問の回答を明確にする」「論理的に答えられるようになる」「面接に慣れる」ことが目的です。
回答は”丸暗記”するのではなく、質問ごとにポイントを押さえる程度に留めておきましょう。
質問③面接練習はいつから始めるべき?
面接練習は、できるだけ早めに始めるのがよいでしょう。
面接対策をするには「自己理解」や「業界・企業研究」が欠かせません。これらは深く理解すればするほどよいとされています。
特に面接本番では、「回答の深堀り」や「予想外の質問」をされることがよくあります。
そういったアドリブを求められる場面でも、自己理解や業界・企業研究を深めていれば、準備していなくても落ち着いて対応できるでしょう。
また、面接本番で過度な緊張を生まないためには、場数を踏んでおくことが重要です。そのため、できるだけ早く面接練習を始めるのがおすすめです
質問④面接練習は誰に頼むのがベスト?
面接練習はアプリを使うことで、1人でも客観的な分析ができます。
しかし、本番は面接官がいてこそ成り立つものです。機械相手と人間相手では空気感が大きく異なるため、できることなら人間に依頼するのがよいでしょう。
【面接練習のおすすめ依頼先】
- 就活エージェント
- OGOG
- キャリアセンターの職員
特に「就活エージェント」は、業界や企業の知識も豊富に持っています。志望企業に合わせた面接対策ができるため、効率よく対策を進められるでしょう。
面接練習で相手がいない場合についてまとめ
本記事では、面接練習の相手がいない場合の対処法を解説しました。
あらためて内容を振り返りましょう。
【本記事の振り返り】
- 面接練習の相手がいない場合は、就活エージェント・就活コミュニティ・OBやOG・大学のキャリアセンターなどに依頼するのがおすすめ
- 面接練習はアプリやサービスを利用することで1人でも取り組める
- 面接練習を1人で進める場合は、本番に近い状況を整える・人事の立場になって質問意図を考える・主張に対する理由の深さを意識すると効果的
面接練習の相手がいなくても焦る必要はありません。
アプリやサービスを効果的に活用して、本番に向けたスキルアップを目指しましょう。
おすすめ面接練習サービス | ||
サイト名 | 評価 | 特徴 |
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5.0 |
無料のAI面接サービス。人事視点を学習したAIが的確なフィードバックをしてくれる |
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4.8 |
優良企業を厳選紹介。LINEでの就活相談やES添削も行ってくれる。 |
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4.7 |
7万人以上の就活生が利用。選考対策が手厚くES添削や面接対策も完璧にサポート。 |